4月30日(日)熊野市大馬にある水大師で熊野スローライフ協会主催の「菖蒲塾」が開催されました。< この日の参加者は、45人。スタッフも合わせる50人を越えるにぎわいの中午前9時30分に始まりました。 まず最初に、今回の塾でのメイン「おさすり(柏餅)」作りにかかりました。「おさすり(柏餅)」の作り方は2通り。一つは米の粉を使ったものと、小麦粉を使った物です。 米の粉を良くこねて、蒸します。蒸し上がる前にみんなでおさすりを包む葉、サルトリイバラの葉を取りに山の中に入っていきました。(東紀州地域では、お餅を巻く葉にサルトリイバラを使います)約30分ほどで立派な葉を取って戻っり、お餅を包む葉の準備が出来ました。 さて蒸し上がったものを餅つきのようにつくのですが、餅より反動が大きくつくのも一苦労。交代でつきながら丁度良い堅さにしていきます。(家庭ではすりこぎを使ってついたりするそうです) つき終わった米粉を熱いお湯を注ぎながら手でこねて丁度良い堅さになったらみんなで、おさすり作りです。水で塗らした手の上にのせ広げてあんこを挟み綴じます。(人によっては餃子みたい!?)そしてサルトリイバラの葉にくるみ出来上がり。あとは蒸したら完成です。手に水をつけなくてベタベタにくっついてしまった子どももいて、楽しい笑い声が参加者のみなさんから聞こえました。 もう一つの小麦粉のおさすりづくりも同時進行。サルトリイバラの葉に平べったく塗りつけ、その上にこしあんの玉をのせ、葉をくるみ一つずつ作っていきました。 蒸し上がったばかりの「おさすり」は、とても良い香りがして、参加者のみなさんは、かぶりついて食べました。 お昼には竹の子ご飯を炊きあげ、美味しい味噌汁と一緒にいただきました。 熊野は、初夏へと向かう暖かで穏やかな日となり、スローライフをノンビリと楽しみ、始めて体験する「おさすり」づくりを楽しみました。
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子供たちも一生懸命作っていきます。勉強より楽しい!? |
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賑わった昼食。竹の子ご飯に味噌汁です。みかんジュースの搾り体験もできました。 |
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