「赤倉 村ひらき」が4月16日(日)、熊野市育生町赤倉でおこなわれました。 これは、現在4人しか住んでいない熊野の山里「赤倉」で、アマゴの養殖をおこなっている「赤倉水産」の中平さんが、4月29日に料理屋「熊野あまご屋」を開く前に、開示力のある村になるよう一緒に育てて頂きたいという願いを込めておこなったものです。 昨日までの雨が揚がり、美しい青空が広がったこの日、約150名の方々が招待され、熊野の山里「赤倉」に訪れました。 午後6時、早くに日が落ちる山里で山々にほら貝の音が響き、中平孝之氏より集まった皆さんに対しお礼と、これから始めようとする赤倉での想いを語り挨拶がおこなわれました。 そして新しく始まるこの村に対して、村名発表を金峯山修験本宗・紫雲山慈唱院院住 小澤慧月師の書によっておこなわれました。 「童集乃村(わらしべのむら)」 と大きく書かれた文字、その意味するところを小澤慧月師さんが皆さんに伝えました。 鏡開き、乾杯がおこなわれ、祝宴へと移り、虫押さえのお料理は、あまごと熊野の食材でつくられた料理がみなさんに振る舞われました。 午後7時15分より「神楽(かぐら)」 全ての照明が消され、松明の明かり2つのみで始まりました。太鼓演奏を大西拓。その太鼓が「あめのうずめの命」を舞台へと誘い、天岩屋に見立てた大岩の前で、舞と演奏が続きました。わずかな火の光に照らされて舞ううずめの命と呼応し合う太鼓のリズム。静けさの中に命の躍動感が広がり、そして鼓動は静まり闇の静けさが包んだ時、会場から大きな拍手がおこりました。 4月29日(土)にオープンする「あまご屋」の料理人 廣瀬亜紀から最後に挨拶があり、村ひらきは「おひらき」となりました。 ●熊野あまご屋についての詳細は、後ほど「くまどこ」でお伝えします。
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