3月21日(春分の日)、便ノ山地区宝泉寺と種まき権兵衛の里で種まき権兵衛祭りが行なわれました。 権兵衛さんの菩提寺である宝泉寺で祈祷が行なわれた後、会場を権兵衛の里に移し、種まき権兵衛踊り保存会による権兵衛踊り、便ノ山神楽保存会による便ノ山神楽奉納がおこなわれました。 便ノ山地区は伝統芸能をしっかりと地域で守り、受け継いでいる地区であることをあらためて感じながら二保存会の見事な芸能に見入りました。 その後、お獅子アトラクションが行なわれました。お菓子を口にくわえたお獅子の頭をなでると口が開き、その一瞬にお菓子をゲットするという子供たちのためのアトラクション。 子供たちは自分の順番がくるのをドキドキしながら待ち、小さい子はお獅子はちょっと怖いけど、お菓子は欲しい・・・その表情、動作のかわいらしさに、見物の大人たちも微笑ましく見守っていました。 また、権兵衛の里の東屋では野点、駐車場では今シーズン食べ納めの名産渡利牡蠣の焼き牡蠣、権兵衛の里目の前を流れる銚子川育ちのあまごの塩焼きの販売もあり、来場客のおなかも満たしていました。 最後に、お待ちかねのまちまき!この餅は本番二日前の19日、地区の方総出で準備したものです。この日は町おこしグループ、プロジェクトG主催により権兵衛祭りプレイベント『ごんべえさんとペッタンコ』も開催され、権兵衛さんに扮したメンバーと子供たちが餅つきをする一幕もありました。子供たちも楽しんで祭りの準備から関わっているのが素敵でした。 そんな風に用意された餅まき開始の合図もやはり、縦じま衣装を身にまとった権兵衛さんの出番です。権兵衛さんが手作り鉄砲をパーンと鳴らすといっせいに餅が宙に舞いました。 権兵衛さんの270回忌にあたる今回のお祭りは、思考を凝らした催し、演出がもりだくさんで、お天気にも恵まれたくさんの人でにぎわいました。
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