3月5日(日)紀伊長島区の下河内山林で「山と海をつなぐ会(会長:中野博樹氏)」主催の植林ツアーが行われた。今年は赤羽地区の子ども会やその保護者、中国から水産加工研修に来ている研修生など、大人数での新規参加者があり、集合場所となった赤羽の若者センターはたくさんの人であふれた。 受付や挨拶のあとは、車に乗り合わせて植林地の下河内山林に移動。現地で作業説明を聞いてビックリ。「今回の植林予定地は、あの下草が刈ってある茶色いところです。」と指差したのは急斜面の最上部。「よう登るやろか・・・?」と不安そうだったのは、お母さんたち。そんなお母さんの心配をよそに、子どもたちは元気に斜面を登っていった。前の人に続き、「こっちの方が歩きやすい」と関係者に誘導されながら、参加者は苗木や作業道具を持って山を登っていった。 現場では作業に慣れた男性陣が斜面に穴を掘り、他の参加者が穴に苗木を入れ、土をかぶせてしっかり埋める。 行きは良い良い、帰りは・・・?ひたすら登って作業を終え、いざ降りようとしたら急に高さや傾斜を感じたのか、あちこちで「ひゃ〜」「きゃ〜」と聞こえてくる。いつの間にか中国からの研修生たちが手をつないで長い列を作っていた。この状態でバケツリレーの要領で苗木を山の上に運んだりもした。すべての苗木を植え終わると、山には苗木の種別に色分けされてつけられていたビニール紐がヒラヒラと揺れた。 作業の後は、おにぎりやお茶・大敷き汁の振る舞いがあり、会長の中野氏が用意した大敷き汁は大人気で売り切れ状態に。がんばったこと・怖かったことを興奮気味に話しながら、晴天の野外で昼食。 「今回の植林のことを学校で友達に話してください。なぜ、植林をするのか考えてください。山が元気なれば、海も元気なります。」という中野氏の挨拶で締めくくられた。 山は海の恋人 山と海をつなぐ会
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