2月18日(土)。東紀州活性化大学OB会の講演会が「熊野市ふれあいセンター」で開かれた。 午後4時30分,講演会に先立って,東紀州活性化協議会・千代世正人事務局長,東紀州活性化大学学長・伊藤允久尾鷲市長が挨拶。 午後4時45分より,講演会が始まった。 講師は,東紀州活性化大学を10年にわたり支えてきた,千里金蘭大学人間社会学部教授・寺口瑞生。三重大学人文学部教授・安食和宏両教授。 安食先生は「活性化大学のこれまで,これから」と題し,担当された,2期生から10期生までの活動を,人文論叢(三重大学)第22号に於いて発表された「東紀州活性化大学の実験と実践」( ―地域活性化の方法論についての一考察― ),三重大学広報誌「三重大X〔エックス〕」に掲載されている内容に基づいて話された。 「(この地区は)何も無いから何でもできる」。 世界遺産登録となった熊野古道伊勢路については,「東紀州には(見所,魅力が)色々あります。“熊野古道”もあります」。と言えるような魅力ある地域にして欲しいと期待を込めて話された。 寺口先生は「豊かさを考える」と題し,主に活性化大学の立ち上げの頃のエピソードを中心に話され,『90年代初頭バブル経済が弾けて,人々が求めるものが“物”から“心の豊かさ”へと変わって来た。10年前は“地方”より“中央”が中心だったが,今は「どのように暮らすか?」,「毎日が楽しいか?」が大切になって来ている。また,東紀州地域については,「この地域に,“人(素晴らしい人材)”は居た。活性化大学はそれを繋いだ」。だけどその繋がりを維持していくには「メンテナンスが大切である」。』と講演を締め括った。 ・寺口瑞生ブログ「今日も今日とて」 http://teraguchi.net/ ・三重大学広報誌「三重大X〔エックス〕」 http://www.mie-u.ac.jp/home/X/pdf/004.pdf
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「豊かさを考える」につて語る,千里金蘭大学人間社会学部・寺口瑞生教授 |
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「活性化大学のこれまで,これから」について語る,三重大学人文学部教授・安食和宏教授 |
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講演会終了後,活性化大学OBより花束が手渡された。 |
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