2月5日(日)紀北町海山区の多目的広場で、海山商工会主催の「みやま食まつり」がありました。晴天のこの日、会場には開始時間前からたくさんの人が訪れ、午前の部の振る舞いの焼き牡蠣はあっという間に、それこそ飛ぶような勢いでなくなりました。ほかにも刺身やマグロの兜焼きや、東紀州地鳥の焼き鳥、ダッチオーブンでの鳥と野菜の蒸し焼きなど、振る舞いコーナーではいつも長蛇の列ができていました。 また商工会の物産販売テントでは、定番の名産・特産品はもちろん、この日だけの特別メニューや試食もあり、どこも商品を説明するチラシやレシピを配るなど、工夫を凝らした「食」のまつりとなっていました。 また、通常の餅つきと、船津地区に残る伝統行事「よその餅」が保存会のメンバーらによって披露されました。「よその餅」は大勢の男たちがおめでたい歌を歌いながら、石臼の周囲を回りながら棒状の杵で餅をつきます。ひときわ大きな声で「ヤッサイ、ヤッサイ」と掛け声が繰り返された後、つきあがった餅が振る舞われます。1年の幸福を祈る行事の餅とあって、この餅は大変な人気。石臼のまわりはすぐに黒山の人だかりとなり、再び石臼が姿を見せたときには、中はまるで洗ったように綺麗になっていました。 買い物をするともらえる券を集めて、豪華賞品が当たる抽選も行われており、餅撒きやソーラン踊りの披露など、会場は美味しい匂いとにぎやかな声でいっぱいでした。 よその餅
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