15日(日)。紀北町紀伊長島区長島で「船だんじり」が行なわれた。 江戸時代から続く,大漁祈願の伝統行事で,長島町漁業協同組合が長島神社祭礼に合わせて奉納している。 この日は,前日からの雨も上がり,3月中旬の暖かい天候に恵まれ,大勢の見物客で賑わった。 船だんじりには,漁業組合員や男子小中学生21人が乗り込み,船上から布製のカツオで「カツオの一本釣り」を披露。餌に見立てた”あめ玉”を勢いよく撒き,見物人が奪い合った。 船だんじりに先立って,午後1時過ぎから行なわれた,婦人会や子供会ら200人による,「長島小唄」などの道中踊りが祭りを盛り上げた。 だんじりが長島神社境内に到着すると240キロ(4俵)の餅撒きが行なわれ祭りを締め括った。 東紀州に春の訪れを告げる伝統行事「船だんじり」で初春の港町がにぎわいを見せた。 写真提供:hamabo(http://hamaboo.exblog.jp/)
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漁業組合員や男子小中学生が船だんじりに乗り込み,長町漁業協前を出発 |
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