紀北町海山区にあるキャンプinn海山では、宿泊者対象に海山でのお正月を楽しんでもらおうとイベントを開催し、総勢45名の宿泊客が参加しました。 ○元旦「海からの初日の出を見よう」 朝6時にキャンプinn海山を出発。車を連ねて大白海岸へ向かいました。朝7時の日の出までの時間は、キャンプinn海山スタッフから大白に残る民話『母子くじら』のお話を聞いたり、波の音に耳を澄ましたり、あたたかい飲物で体を温めるなどしながら待ちました。 今年は雲が厚く、水平線から昇る日の出はみることはできなかったけど、雲の隙間からようやく顔をのぞかせてくれたおひさまをみて、一年のはじまりを感じました。海に架けられたおひさまの橋が波に揺られなんとも感動的でした。 その後、すぐちかくにある元大白神社(とても素朴な神社)で初詣。みなさん、なにを願ったのでしょうか・・・。 今年一年みなさまにとって素敵な一年となりますように・・・。 ○2日「獅子舞見学と海山で過ごす日本のお正月」 このイベントは、海山区便ノ山に170年前から伝わる伝統芸能、便ノ山神楽を観て、大正時代に建てられた石工さんの古民家の囲炉裏で餅を焼き、お正月あそびをたのしもうと企画しました。 しかし、この日はあいにくの雨。神楽の会場を便ノ山神社から便ノ山集会所に移して予定通り行なわれました。舞にはそれぞれ魔よけ、五穀豊穣を願うなどの意味があり、その古式ゆかしき舞に参加者のみなさんの目は釘付けになっていました。舞のあとは無病息災を願い福を招こうと子供たちは頭を獅子に噛んでもらいました。獅子に頭を覆われ、はにかむ子供たちはとてもかわいかったです。 会場を古民家へと移したあとは、囲炉裏に火を入れるところから体験しました。火が安定するまでは家の中に煙がたちこめましたが、そんな煙たい体験も昔の暮らしを感じる上で貴重な体験となったのではないでしょうか。囲炉裏で焼いた餅はまた、格別のお味♪お雑煮として味わいました。 お正月あそびは、独楽回しに大人も子供も熱中しました。また、キャンプinn海山スタッフ手作りのオリジナルすごろくで紀北町の旅も楽しみました。 キャンプinn海山では今年も一年、さまざまな催しを企画し、来訪者のみなさまに東紀州、紀北.町の魅力を存分に伝えていきたいと考えています。 今年もどうぞ、よろしくお願いいたします。
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すごろくのサイコロはヒノキの木っ端を利用した手作り品。KEN工房作 |
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