12月3日(土)、第5回熊野サイエンススクールが熊野ネイチャーセンター研修室にて開催されました。今回は近畿大学工業高等専門学校建築システム工学科の松岡良智先生の指導もと、「『ひねもす』によるペーパーブリッジ制作コンテスト」が実施されました。最近建築物の強度の問題が新聞紙上をにぎあわせておりますが、今回は、紙でできた「ひねもす」というパイプを使ってブリッジを造り、その建築物の強度を競うというコンテストです。 参加の皆さんは子ども同士や親子で2人のチームを作り、熊野大橋や本四架橋を参考にしながら思いおもいのブリッジの製作に励みました。各チームとも色々な形に三角形の構造物を組んだり、中には「さしかけ」を入れたり、トラスを二重に組んだりしながら工夫を凝らしていました。参加の子どもたちだけでなく最後まで見学していた保護者の皆さんの表情も真剣そのもので、「子どもが興味が持てる方面に進めたらいいです。将来は建築家になってもらえたらいいのですが・・この講座に期待しています。」との熱い言葉も聞こえてきました。11時からは製作したブリッジの強度コンテストが始まりました。ブリッジの下に重りを載せて、何キロまで耐えることができるかというコンテストです。先生が重りを載せ始めると大きな歓声や拍手がわき起こり、見学のお母さん方も手を握りしめて声援を送り、その結果に一喜一憂しておりました。 結果はなんと9キログラムまで耐えた熊野市井戸町の山室光司君 誠治さん親子の作品が見事栄冠を勝ち取りました。 松岡先生は講評で「もちろん普段の地道な勉強の積み重ねが大事ですが、小学生の時期は色々なアイデアを出して、科学に対して興味を持つことが大切なことです。お母さんあまり焦ってはいけませんよ!」と励ましてくれました。 次回は2月25日(土)に開催されます。
|
|