熊野ネイチャーセンターでは、11月27日(日)に5回目の熊野自然塾「釈迦ヶ岳トレッキング」を実施いたしました。 このトレッキングはシロヤシオが美しい6月に実施予定でしたが、荒天のためこの日に延期して実施いたしました。熊野市内外から16名の参加者があり、今回の釈迦ヶ岳トレッキングはハードな前鬼ルートを避けて、十津川村の旭口から登りました。 早朝6時に三重県熊野庁舎に集合した一行は3台の車に分乗して、北山村おくとろ温泉を経由して、葛川から国道425号線、更に国道168号線に移動して北上、十津川村旭口を右折して3時間、ようやく目的の旭口登山口に到着しました。 参加者自己紹介の後、装備を調えていざ出発!最初の急登では体が慣れていなく少しあえぎましたが、尾根に出てからは眺望が開け、左手に七面山の大岸壁、正面には釈迦ヶ岳、右手には急峻な大日岳を望みながらミヤコザサが茂る緩やかな道のトレッキングを楽しみました。 途中無数の穴があいている枯れたブナの大木に出逢いました。キツツキが虫をあさってあけた穴ですが、思わず歓声があがりました。進むにつれて大日岳が姿を変え、1799.6mの高さを誇る大峰山脈の秀峰「釈迦ヶ岳」が大きく迫ってきました。 登り始めたときは素晴らしい天気で汗をかきながら歩いていましたが、千丈平に着く頃には天候が急変し、雲が空を覆い尽くし、風が強く吹いてきました。 早々に昼食をすまし(中には生ラーメンをベーコンまで持ち込んで食べている強者も居ましたが・・)頂上を目指しました。頂上直下では何日か前に積もった雪も残っており、皆を驚かせましたが、ようやく目指す釈迦の頂上に参加者全員が登頂いたしました。 天気がいいと360度の大パノラマが楽しめ、北を望むと八経ヶ岳や弥山、右手には台高山系が望めるのですが、今回は残念ながらガスっておりましたので眺望は利きませんでした。 風が相当に強く寒いので釈迦像の前で記念写真を撮り、早々に下山しました。 下山途中になんとパラパラとアラレが降り出し、横風にあおられて顔に当たるのでフードをかぶって下山を急ぎ、2時30分過ぎに全員無事登山口に到着しました。 帰りの旭ダム周辺では見事な紅葉を楽しみ、温泉地温泉の足湯で疲れをとって、熊野庁舎駐車場に6時過ぎに帰着し事業を無事終了いたしました。
動画のURL:http://
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