三重県の無形文化財に指定されている二木島祭(にぎしままつり)が11月3日、熊野市二木島町の二木島湾であり、2隻の関船が競漕する勇壮な伝統行事が繰り広げられました。 二木島祭は、二木島沖で嵐に遭遇した神武天皇を助けるため、村人が競って船で駆けつけたという伝説を再現して、毎年行われています。 上半身裸の男たちが30人ずつ乗り込んだ全長約16メートルの2隻の関船が、二木島港の岸壁を出発し、二木島湾の南北にある二木島町の室古神社と甫母町の阿古師神社間の海上で、呼び物の漕ぎ合いを展開しました。 このあと、阿古師神社から甫母港まで競漕があり、さらに二木島港まで3回目の漕ぎ合いが行われ、船上では、男たちが八丁櫓を力いっぱいに漕いでいました。 競漕を終えて二木島港に近づくと、5色の幕を下ろし、着物姿の子どもが船主で踊りを披露しました。岸壁では、多くの人が大きな拍手で出迎えていました。
動画のURL:http://kumadoco.net/movie/detail.cgi?no=36
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