野呂昭彦知事が県民と語り合う「知事と語ろう!本音でトーク」が10月22日、紀宝町保健センターで開かれ、県政全般について活発な話し合いが行われました。 野呂知事が県内各地に出向き、県民と特にテーマを定めずに県政について幅広く意見交換する取り組みで、熊野市、南郡から約40人が参加しました。 野呂知事は「今回で62回目となります。県民の皆様には、県政にご協力いただき、ありがとうございます」とあいさつしました。 三重県の現状について「戦後60年が経ち、日本は経済的に発展し、人口も倍以上になりました。現在では少子、高齢化が進み、これから人口減少時代に入ります。三重県は3年前から人口が減少し始めました。市町村合併が進み、69あった自治体が現在では45になりました。11月1日には41となり、来年1月10月には最終的に29の自治体になります」と説明し、「地域主権の社会においては『個の確立』が大事です」と話しました。 注目されている紀南中核的交流施設整備については、「事業を通して元気が出るようにしたい」との方針を示し、来春には本庁に東紀州対策局を設置し、県の組織として対応することを明言しました。 また、「県民しあわせプラン」を取り上げ、「県民しあわせプランは、おおむね10年先を見据えた三重県の方向を示す総合計画です。基本理念である『みえけん愛を育む“しあわせ創造県”』を県民と行政が協働で築くための長期的な道筋を示すものです。『新しい時代の公』の考え方を踏まえた、『県民が主役の県政』『県民との協働により創造する県政』『県民と共に感性を磨く県政』を県政運営の基本姿勢としています」と述べました。 意見交換に入り、参加者から「紀宝町井田の七里御浜海岸の浸食対策及び津波対策は、どうなっているのですか」との質問が出されました。 これに対し、野呂知事は「井田海岸の浸食は本当にすごい。県では、浸食対策事業を進めています。最終的には、原因を取り除くことが大切だと思っています」と答えていました。 このほか、みかんのマルチ栽培への補助や、RDF問題など多岐にわたる質問が寄せられ、すべて野呂知事本人が返答していました。
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