午前6時半。まだ薄明るい港に船が入ってきました。カメラを向けるとみなさんにこやかに手を振ってくれます。大漁だったのでしょうね。船から魚がいっぱい入った大きな箱やバケツのようなものが次々と岸に上げられます。と同時に、何やら不思議な台が船の近くに設置されました。台の上に箱からドバッと魚があけられ、漁師のおじさんたちが手際良く魚種やサイズ別に仕分けていきます。気がつくと手分けして船を掃除するのも同時進行でした。仕分けが終わると計量。大きなタイやヨコワは別に計量します。あれよあれよという間に片付けが始まっていました。 次々船が入ってきます。どの船も同じような感じかと思っていたら大間違いでした。船によって獲る魚が全然違うんですね。小さなアジやサバ、イカをいっぱい積んでくる船や、大きなアンコウやフグが多い船、エビ・エビ・エビ!の船など、当たり前のようですが、目の前で水揚げされる様子を見ると、とっても感激でした。 しばらくすると、威勢よく競りが始まりました。想像してはいたものの「ハイ」以外はまったく聞き取れませんでした。いつの間にか1つの競りが終わって、ゾロゾロとみんなが移動し、また始まるのです。何もわからなかったけど、テレビで見るより本物は楽しかったです。 何も知らない私にいろいろ教えてくださった漁師や市場関係者のみなさん、ありがとうございました。また尾鷲魚市場はもちろん、他の市場も行ってみたくなりました。
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