枠を隠しておく
国土交通省による出発地、目的地などの車両の利用状況を調べる「路側OD調査」に参加してきました。 場所は熊野大橋、新熊野大橋周辺。 日程は10 月 19 日( 水 )午前10時 〜 10月20日(木)午前10時の24時間で、私はフル参加しました。 当日午前9時より受付、主催者側の簡単な挨拶と注意事項が説明された後、それぞれの担当部署に別れ聞き取り調査が始まりました。 ガードマンが何台かの車両を停車させて、それぞれの車両に一人ずつ運転席側に歩み寄り、アンケートを取ります。 アンケート内容は、車両の種類、出発地、目的地、ETCの有無、移動目的、貨物車に関しては積荷の内容等、沢山のデータを運転者より素早く聞き取り(1〜2分)、用紙に記入します。 渋滞など交通状況に直接影響するので、まさにお時間との戦いです。 混雑時間には2km〜3kmの渋滞で、ドライバーの方にも大変後迷惑をかけました。 笑顔で挨拶してアンケートの内容を伝え聞き取りを始めるのですが、中には文句を言われたり、アンケートを拒否する方もいて、アルバイトの方やスタッフも大変です。 通勤時間帯など渋滞がひどくなると、一旦聞き取りを中止して車をしばらく流します。 その間は調査員は歩道などで待機し、渋滞が解消するとアンケートを再開します。 日中は炎天下の長袖では暑いくらいでした。 私の担当の新熊野大橋の上では海風が心地よく感じられましたが、日没を迎えるとともに風は山風と変わり、急激に体感温度は下がります。 深夜には風は5〜6mと強くなり、ロングコートやウィンタージャケットがないと、寒いくらいです。 私はオートバイで冬に使用しているジャケットを着ていたのですが、それでも首筋や顔から体温を奪われ震えがきます。 深夜は車両の通過台数が減ってきますが、寒さと調査員の人数も減りますので楽ではありません。 早朝、普段はなかなか見られない朝焼けとともに、大橋から望む熊野灘よりの朝日は冷え切った体には何よりのプレゼントです。 私も思わず手を合わせてしまいました。 5時頃からは、昨日夕方で帰られたアルバイトも再び参加して、いよいよラストスパート。 深夜交通量の一番少ない時は4人で対応していましたが、7時ごろからは今回最高の40人以上の調査員で対応。 通勤時間のピーク時は車両をそのまま流して渋滞を調整して、午前10時無事に調査を終了。 24時間の長丁場をやり遂げた充実感を、参加された調査員、スタッフ全員が感じられるすばらしい体験でした。 私は休憩時間を除くと、24時間中15時間ほど調査に入りました。 ただ休憩時間は長い時で2時間ほどしかないので、仮眠できたのは1時間を2回、計2時間ほどでした。 スタッフの方などは一睡もせずほとんど休憩なしで走り回っていました。 ホントご苦労様でした。 調査員の方の年代層は高校生から75歳まで本当に幅広く、60歳から70歳の方が元気に24時間頑張ってらっしゃるのには本当にびっくりしました。 渋滞などでお仕事に影響されたドライバーの方、本当にご迷惑をおかけしました。 多くの方のご協力と、ご苦労によって集められたデータです。 一日も早く道路計画に反映して、この地域へフィードバックしてほしいものです。 次回は5年後、2010年の予定です。 あなたも参加されてはいかがでしょうか。 ちなみに、24時間頑張ったご褒美は30,000円でした。 報告者 まっさん >>関連リンク