10月18日(火)15:00〜18:00 札幌国際大学教授 松田忠徳氏の講演「温泉文化と南紀の可能性」が田辺市本宮町の本宮行政局で開催されました。 松田氏は文学者ですが、これまでも全国の温泉地を訪問して多くの温泉に入ってこられ、今も雑誌・ラジオの連載などを多く担当されています。 今回の講演では、温泉を通じて日本文化の背景を紹介し、明治以来日本人が西洋医学に一辺倒になりすぎてしまって日本の「温泉」について科学的に検証がされてこなかったこと、これからの温泉地の観光に求められるのは、この地域にしかない「本物」を提供すること、都会から観光に来る人々が何を求めているかを観光に携わる経営者が勉強する努力が必要であること、などを時折警鐘をならしながら熱く語っておられました。 写真では外はまだ明るいですが、3時間以上喋り続けた後には外はすっかり暗くなっていました。多忙な中本宮まで来られたと思いますが、非常に熱のこもった講演会でした。
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