熊野どいらいファーマーズ(大西拓会長)のメンバーである御浜町阿田和のみかん農家「かきうち農園」(垣内清明さん経営)が、全国展開する活伊勢海老料理店「中納言」(田上和男代表取締役・兵庫県西宮市)の指定農園になりました。 かきうち農園では、来年以降、年間8千本の「みかんジュース」を納入します。 かきうち農園は、みかんジュースだけのために、低農薬にこだわったみかんを栽培しています。 特別栽培ガイドライン基準に準じた安心で安全な美味しい完熟みかんを使用した100%ジュースを製品化しており、これに中納言が着目したものです。 中納言は、昭和49年10月に大阪市の梅田OSホテル地下1階に1号店をオープンし、現在では、大阪や名古屋、東京などに10店舗を進出させています。 10月17日には、熊野市木本町の紀南ツアーデザインセンターで初の商談が持たれ、中納言とかきうち農園が業務提携しました。 みかんジュースは、飲み物はもちろんのこと、デザートや料理のソースとしても使用される予定です。また、中納言の会員5万人を対象にインターネットなどで販売されます。 中納言の商品開発部担当者は「酸味もきちっとあり、美味しい。自然の味がする」と絶賛していました。今後は、みかんジュースを取り入れたオリジナルメニューの開発に取りかかるとのことです。 かきうち農園では、各店舗で使用する野菜等の栽培、加工にも取り組ことになりました。 垣内さんは「熊野の食文化の発信と熊野農産物の生産流通拡大を図るため、美味しくて安全で安心してお客様が喜んで食べていただける食品の生産を目指します。 また、自然との共生、環境保全型農業にも努めます。これを機に、熊野どいらいファーマーズの活動も広がればと思います」と話しています。
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中納言の田上代表取締役と握手する垣内さん(前列右から2人目) |
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