9月21日(水)午後7時より紀伊長島町の東長島公民館で、もてなしのさとづくり会議人づくり部会主催の、第2回紀北おもしろゼミナールが行なわれた。講師は愛知県出身の田中昇氏。 田中氏は、戦争・東南海地震・伊勢湾台風などを体験。他社から味ぽんで有名なミツカンに引き抜かれて就職後、数々の特許を取得し要職も歴任。紀伊長島の豊かな海に魅せられ、惜しまれつつ退職して移り住むに至った思いやエピソードをまじえて紹介。地域の活動に積極的に参加し、その後、タイに移住し様々なお手伝い(ボランティア)をしていたが、現在は紀伊長島で生活。さまざまな苦労・経験をしてきた田中氏の話は、感心するやら笑えるやら・・・。 途中「頭の体操ゲーム」も実施。グループで知恵を絞りあったが、結局どこのグループもクリアできず。「もっと頭を柔らかく」「発想の転換が大事」の言葉にタジタジの会場内。 産業の衰退についても、かつて印象付けられた紀伊長島の海の変貌ぶりを切り口に、憂えるばかりでなく活性化に向けた具体的なアイディアを紹介しつつ提言。「紀伊長島や海山は豊かな自然に恵まれて贅沢だ。」「そんなにがんばらなくても食べてはいける。それでは何も変わらん。もっと必死にならな!」「女の人は元気や。がんばっとる。男はアカン。『こんなもんでええ・面倒くっさい』ばっかり言っとったらアカン!」などの叱咤激励に、男性は苦笑い、女性は「もっと言うたれ!」とばかりに大きな声で笑う。笑いにつつまれたまま、講演は終了した。
もてなしのさとづくり会議 ミツカングループHP
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