9月14日(水)、紀伊長島町健康歩こう会の企画で、「熊野古道 猪ノ鼻水平道を歩こう」が開催された。この健康歩こう会は毎月1回休むことなく20年間歩き続けている会で、楽しみながら歩いて健康を維持・促進することを目的としている。今回の猪の鼻水平道は以前の企画時、雨で涙を飲んだ人が多かったコースとのこと。日曜に開催されることの多い会だが、今回は平日とあって参加者は少なめの23名となった。 紀伊長島駅に集合し、マイクロバスで尾鷲市南浦(天満浦)に移動。片側はみかん畑、もう片側は尾鷲湾を眺めながら舗装された道をしばらく歩く。分岐点にある道標が控えめなのは、明治時代に荷車が通れるように整備された道のため、世界遺産登録から外れているせいか?舗装道路は照り返しがきつかったが、土道に入ると木々のおかげで気温が少しは下がったように感じる。小さな水の道がいくつもできており、目にも涼しい。木漏れ日が明るく、道はその名のとおり平らで歩きやすい。木々の間から熊野灘が見え隠れする。途中から波の音が聞こえてくる。耳にも絶景のコースだ。お昼はこの景色の良い道で海に向かってお弁当を食べた。ゆっくり写真を撮ったり休憩したりしながら海山町側に入ると、道幅はさらに広い林道となる。林道から小山浦に降り、マイクロバスで全員無事に紀伊長島にたどり着いた。 猪ノ鼻水平道コース紹介
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