9月10日(土)紀伊長島町呼崎の養海院で、恒例の「八朔踊り」が開催された。八朔とは8月1日のことをさし、五穀豊穣を願い、祝う、秋の祭りだ。区民祭として位置づけられているこの祭りは、呼崎地区そのものの歴史が他の地区より古く、紀伊長島地域で最も古い祭りに分類される。 入口付近には屋台が出ており、小さな子どもたちにはキラキラ光り物を売る店が人気。祭りの定番、ハニーカステラ屋には行列ができていた。太鼓の準備ができて踊りが始まる。浴衣姿の女性と子どもたちを中心に踊りの輪ができる。踊る人が観客を誘い、輪が少しずつ大きくなっていく。 雨で3日の予定がこの日に延期開催となったが、踊りが始まってしばらくするとポツポツと雨が・・・。それでも唄や太鼓に誘われるように、傘の用意もして徐々に人が集まってくる。踊る人たちは、雨も気にならない様子。汗をかいたら輪を離れ、ジュースを飲んだりおしゃべりしたりして、また踊りの輪に加わる。雨も降ったり止んだりを繰り返し、祭りの夜は更けていった。 八朔(三重歳時記)
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