8月28日(日)紀伊長島町の下河内地区でそばの収穫祭が行なわれ、普段は静かな里山は、たくさんの人でにぎわった。毎回好評となっている「そば打ち」イベントは、今年3月に引き続き3回目となる。これまで里山を守るとともに集客交流の目的で、購入したそば粉を使って実施してきたが、今回は初めてそばを収穫することができた。夏そばが収穫できるのは、この地方では珍しいとのこと。 いきいき子ども学園の子どもたちと一般参加者、合わせて3回の「そば打ち」はいずれも大盛況。打つのは小麦粉2:そば粉8の二八そば。テーブルに1人ずつスタッフが付いて、様子を見ながら丁寧に助言する。時には見本を見せてもらいながら、粉をふるい、水を入れて混ぜる。この水は宮川の「森の番人」を使用。ホロホロの状態も細かくチェックして、水を数滴ずつ入れて調節する。練ったり丸めたり、伸ばしたり・・・。最後は恐る恐る専用の包丁で細く切る。出来上がった麺は、スタッフに湯がいてもらって、歴史ある旭屋(旧旅館)でいただく。太くても短くても新鮮なそば粉を使って自分たちで打ったそばは旨い! 午前は「自然と歴史探訪」と題して、付近を散策しながらこの地域の歴史になどを学んだ。また、秋そばの種まきも行なわれ、種をまいた後に竹杷(さらい)を使って「ならし」もした。午後からは旭屋の庭で、賀楽田(がらくた)による笛や太鼓の演奏が行なわれた。 また、ビオトープにめだかの放流も行なわれた。まだ寒い頃にできたビオトープには、徐々に植物や水生昆虫が増えつつあり、放流に先立ってミニ学習会が行なわれた。めだかのこと、今いる水生昆虫のことなどを勉強したら、いよいよ放流。子どもたちは放流が終わっても、しばらくビオトープで遊んでいた。 めだか放流の様子は、海山ファンクラブ「みやまびと」のHPで詳しく紹介されている。 http://www.geocities.jp/medaka_mizube/miyakankyo/simokouti/ 「下河内の里山を守る会」では、会員を募集している。また、下河内産そばの名称も募集している(9月30日まで)。詳細は、紀伊長島町役場企画商工課(05974−7−1111)まで。
|
そば茶はノンカフェイン。小さな子どもにも安心です。 |
|
|