8月27日(土)午後1時30分〜紀北県民局5F大会議室において、講演会「地域からの情報発信」が行われました。この講演会は内閣府からの委託を受けて「市民活動団体等支援総合事業」として実施するもので、会場には約30人が参加しました。 主催の東紀州ITコミュニティ理事長牧野広治氏よりあいさつ、来賓の内閣府地域再生事業推進室 参事官 館逸志氏のあいさつに始まり、杉山幹夫氏の講演は東紀州ITコミュニティ副理事高見氏との対談形式(徹子の部屋形式?)で肩の力を抜いた和やかな雰囲気で行われました。 杉山氏は「熊野古道は三重県の伊勢路も大変魅力があるが、奈良県、和歌山県のイメージが強い。和歌山県新宮市、熊野三山などの近隣の熊野古道にまつわる文化を紹介することで「伊勢路はここが面白いんだ」という情報が、より魅力的で重要のあるものに繋がると思います。また東紀州でもその地域によって独自性を持った文化があります。情報発信を行う地域情報発信者(リポーター)が協力し合い、時には競争し合うことによって、より質の高い情報を提供することができるでしょう。尾鷲市にしかない・熊野市や他の地域にしかない情報や、歴史的な魅力等を伝えるために「何を伝えたいか、何を愛しているか」を考え、取材をすることを楽しいと思えるよう、がんばって下さい。」と話されました。 質疑応答では、より良い情報発信を行うためには新聞など既存メディアとの協力関係の重要性、行政も地域とのコミュニケーションを大事に考えていることなど多岐にわたり、目からウロコの落ちるような、大変貴重なお話でした。 ◆講師紹介杉山幹夫氏(特定非営利活動法人シビックメディア Sapporo 専務理事) 高校時代までを札幌で過ごす。信州大学で農業経済学を専攻。東京でシステムエンジニアとして働く。札幌の水を飲みたくて帰郷。取材活動を通じて、彫刻家本郷新が大好きになり、美術館の専門委員に。他に、慶応大学藤沢研究所訪問研究員、独立行政法人防災科学技術研究所共同研究者、札幌学院大学講師、地域メディア研究会幹事など、幅広く活動されている方です。 ◆代表的な活動 http://www.cvm.or.jp 市民はメディアをつくりたい http://www.welcome.city.sapporo.jp 札幌に来てね http://media.city.sapporo.jp/sorairo 週一ラジオ http://web.city.sapporo.jp 札幌のホームページ
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講師杉山幹夫氏:とても楽しく話を聴かせていただきました。 |
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東紀州ITコミュニティ理事長牧野広治氏よりあいさつ |
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