7月21日(木)、気持ちよい晴天のもと「熊野川カヌー教室」が開催された。このツアーは「熊野エコ・グリーンツーリズム研究会」の、元国体選手などを含むカヌー経験豊富なメンバーが指導を担当。カヌーでは全国でも指折りのコースを持つ熊野川を、初心者でも楽しめるように「熊野の大自然と一体となる体験を!」と題して企画されたもの。少人数で指導を受けられるのが魅力だ。 参加者は、まず紀宝町浅里の「飛雪の滝キャンプ場」駐車場に集合。午前中は基礎練習。諸注意と道具の説明などを受け、ヘルメットやライフジャケットも身に着けて、カヌーやパドル(オール)を河原まで運ぶ。運び終えると全員川に入った。気持ちよく水遊びをするようにライフジャケットの浮力を体感でき、沈(ちん=転覆)したときの対応も少し説明を受けた。河原に上がり、パドル扱いの練習。続いてパドルだけを持って川に入り、水の抵抗を受けながらリアルな練習。艇(カヌー)への乗り込み方なども説明を受け、いよいよ漕ぎ出した。しかし、思ったようには進めない。大きくカーブしてしまい反対方向に修正する。うまく修正できることはあまりなく、クルクル回転して修正ばかりしている常態。しかしスタッフが個別に様子を見てアドバイスをしてくれるので、それぞれが自分の課題を見つけて黙々と練習した。昼食前に改めて「沈・脱(転覆したときの対処)」の説明を受け、全員が練習。一番の課題をクリアして昼食。 午後からは北檜杖までツーリング。瀬(川の流れが急で水面が波立っている所)での対処方法も説明を受け、なんとかクリア。途中、流れの穏やかなところでは、漕ぐスピードを落として周囲の景色を楽しんだり、漕ぐのを止めて川の流れにまかせてみたり・・・。参加者のほとんどがカヌーは初体験だったが、木や鳥を指差して会話を楽しむ余裕もでき、熊野川の大自然を満喫。怪我もなく全員無事にゴールした。 「熊野エコ・グリーンツーリズム研究会」では、8月27日(土)にも「北山川カヌー教室」を企画している。「熊野川カヌー教室」、「北山川カヌー教室」についてのお問い合わせは、紀南ツアーデザインセンターまで。 (写真提供:紀南ツアーデザインセンター) 紀南ツアーデザインセンター
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