7月20日(水)夕方、尾鷲高校定時制で実践している(総合学習の時間:人材バンク講演会)の一環で、クチスボダム湖にEM団子投入が行なわれた。『地域の漁業に関する後継者対策が出て久しい。依然として後継者が不足し産業自体が衰退しつつある。この地方の環境悪化、とりわけ河川の汚染による磯焼けで、沿岸居協に大きな影響を与えている。地域住民一人ひとりの関心が行動に結びつき、環境浄化が進んでいく。市民とともにEMを利用した河川の浄化を体験する』(尾鷲高校定時制提供の資料より)という趣旨で、事前に「EM菌について」などの学習会が行なわれ、6月22日に公開講座で尾鷲総合病院臨床工学技師の山路誠二氏・海山町在住の加藤雅也氏を招いて、「EMによる河川洗浄化とその効果」と題した講演会とEM団子作りの実習を行なった。生徒と地元の主婦らが約4,800個のEM団子を作った。この団子を1ヶ月間寝かせて発酵させ、今回投入する運びとなった。 参加者は尾鷲高校定時制に集合し、午後4時にクチスボダム湖に向けて出発。トラックに詰まれたEM団子の入ったケースを橋の上に運び込んだ。EM菌が地面に沈んで定着・活性化するように、なるべく浅瀬を目標に投げ入れる。最初のうちは元気に投げ入れていたものの、なかなか減らない大量の団子にだんだん腕が疲れてくる。肩を回したり横からや下から投げたりしながら、なんとかすべての団子を投入した。 次回は、「漁業に魅力を感じる産業講座」で取り上げてきたEM菌に関する総まとめに相当する講演を、9月22日に予定している。詳細は決定次第、新聞などで発表される。
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