7月16日(土)〜17日(日)、海山物産主催『海山で遊食イベント』の「天然ウナギ漁とウナギさばき」が行なわれた。このイベントは『海山で遊食イベント』ファンが毎年心待ちにしており、日程が発表されるとすぐに申し込みが殺到するという大人気のイベントだ。今回は県内外から7家族26名の参加者が海山町に集まった。 1日目は午後2時から。まずは銚子川にかかる橋のたもとで、エサとなる魚を釣る。狙うのは地元で黒っぽい小魚の総称「ガマクロ」と呼ばれるハゼの一種。スタッフ手製の竹の釣竿で、イカをエサに糸を垂れる。延縄の針の数から計算して、1人10匹が目標だ。魚の姿はたくさん確認できるが、これがなかなか釣れない。エサがなければウナギも・・・みんな必死だ。昔(今も?)川遊び経験豊富なスタッフの助言の甲斐あってか、徐々に釣れだした。釣れたハゼを延縄の針に仕掛ける。大物がたくさん掛かりますように・・・。 2日目は午前6時集合。朝早いがみんな元気だ。大漁への期待に胸躍らせ、仕掛けを引き上げる。大小11匹のウナギをゲット。中には長さ60センチ、胴回り10センチの大物も!普段見ている濃い灰色ではなく、黄色身を帯びたり柄もある天然ウナギに、参加者はサイズを測ったり持ち上げて重さを体感したりしてはカメラに収め、大忙し。他にもウグイ、アユカケ、ナマズ、アマゴなど大漁だ。河原は早朝とは思えない大賑わいとなった。釣れなかった場合を考えて、地元の川猟師さんにお願いしてあったウナギも到着。こちらも立派な天然ウナギ。 場所を「キャンプinn海山」に移して、今度はウナギさばき。参加者はリピーターを除いて、ウナギをさばくのは初めて。まずは地元の名人、小森さんにお手本を見せてもらう。穏やかな口調で目打ちを打つ場所や包丁の扱いを説明してくれる。「これが肝臓、これは胃袋、中を出して、ちょっと炙って汁に入れるとうまい。店で『肝吸い』として入っているのは、胃袋が多い。」など、参加者を驚かせたり感心させたりしながら、鮮やかにさばいていく。その後、家族で2匹ずつのウナギと奮闘する。さばいてもウナギはピクピク動いている。中には氷で仮死状態になっていたウナギが復活、グニョグニョ・ウニュウニュ元気に動き、中断して再び氷につける家族もあった。まさに悪戦苦闘の末、全家族無事にさばき終えた。バーベキューハウスで、紀州備長炭で炭を起こして蒲焼きに。この紀州備長炭は、地元の生産者「大自然本舗えむてぃ」から提供されたものだ。この炭で、ウグイやアユカケ、ナマズ、アマゴも塩焼きに。漬け物・あおさの味噌汁とともに、全員のお腹に納まった。朝から天然ウナギの豪華な食事。参加者は大満足の様子だった。 このイベントは今週末(23日〜24日)にも企画されている。「まだ若干の余裕アリで参加者を募集している」とのことなので、興味のある方は急いで「海山物産」までお問合せを。 天然ウナギ漁とウナギさばき(くまどこイベントカレンダー) 海山物産 キャンプinn海山 大自然本舗えむてぃ
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