自然岩による岩窟が社殿となった神内神社(南牟婁郡紀宝町神内字近石)で、1月2日(火)午前10時から、神社の田である「お宮の田」において烏帽子姿の4人の頭衆(今回1人欠席)が鬼の字を書いた的に矢を射って豊作を祈願するお弓行事が2年ぶりに開催されました。 とても穏やかで快晴のお天気に恵まれ、宮本殿で神事がおこなわれたあと、午前9時30分ごろ鳥居前から「お宮の田」に向かってお祓いを行いながら、氏子や弓引き、弓取の子供2名、神事のお手伝いをする子供2名などが田んぼの中の道を進みました。 「お宮の田」に着くと、神事がおこなわれ、見物客もお祓いを受け、午前10時からお弓行事がおこなわれました。 的に当たると周りから大きな拍手が起こり、真ん中を射抜く矢も何本かあり、今年は豊作を期待できそうでした。 最後には空に向けて37本の矢が、今年の頭衆と来年の頭衆が打ち放ちお弓行事は終わります。 弓行事の後、神社のご神体である岩窟の前で頭渡しが行われ、その年の頭衆と翌年の頭衆が向かい合ってお互いの額をつけ、頭衆の印である数珠を引き継ぎます。 こうして、神内神社のお弓行事は引き継がれていきます。 ◆関連リンク 2024.1.2 神内神社お弓行事(紀宝町神内)(くまどこブログ) 2017年1/2 神内神社お弓行事(紀宝町神内):1(くまどこブログ) 1/2 神内神社お弓行事 頭渡し(紀宝町神内):2(くまどこブログ)
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