2月9日(火)〜 2月14日(日) まで熊野市文化交流センター 多目的ホール(熊野市井戸町643-2)で企画展「熊野市域の庚申塔と庚申信仰」が行われています。 この企画展は、熊野市文化財専門委員 向井弘晏さんが熊野市内の山中に入り確認した138か所の庚申塔の写真がパネルにして展示されており、熊野市内の各地域にこれだけの石造りの庚申塔があったのかと驚かされます。 また、展示会場には育生町赤倉の本物の庚申塔が展示されておたり、波田須町で今も当番制で供え物をするときのお供物を再現して展示してあったり、またその名に由来のある「庚申バラ」の鉢植えも展示されていました。 私も撮影で山中に入り、山神や庚申さんに出会うと、こんなところにもあるんだと思ったことがよくありました。 また御浜町の尾呂志地区では女性たちが庚申の日に集まり夜通しおしゃべりをして楽しかった思い出を聞いたことがあります。 今では、ほとんどの人が庚申さんがなんであるかも知らないまま忘れ去られてしまうのでは、と向井弘晏さんがこの展示会を企画されたと思います。 2月13日(土)午後2時からギャラリートークがおこなわれ、調査の様子などを話します。
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