7月23日(木・祝)熊野市紀和町小栗須にある入鹿八幡宮横にある慶光院清順上人の広場で「みんなの想火竹あかりプロジェクト」が非公開で開催されました。 このイベントは、本来は、東京オリンピックの開幕によって海外からの来日客に対するおもてなしの灯りの予定でしたが、今回は新型コロナウィルス感染症の終息と、世界が平和であるように祈りの灯りを灯しました。 またこのイベントは非公開神事としておこなわれ、一般公開はしないで開催されました。 今年2月頃から御浜町尾呂志や紀宝町などで竹灯りを作るイベントが開催され、多くの人が竹灯り作りを始めた最中、新型コロナウイルス による自粛が広がり、多くの人が集まって竹灯りを作ることもままらなくなりましたが、この地方のみんなの想火プロジェクト 三重県事務局として東 由紀子さんと地元の協力者の方々によって地道に活動が続けられ、多くの人の協力を得ながら会場の掃除や草刈りなどがおこなわれ、7月23日(木)に開催ができました。 この日は曇り空で雨の心配もありましたが、イベント中はパラパラと落ちる程度で最後まで雨が持ってくれました。 午後5時50分頃、みんなの想火プロジェクト 三重県事務局の竹あかり作家・演出家の川渕皓平さんによる挨拶から始まりました。 その後、会場に祀られている慶光院清順上人についての説明がおこなわれ、須崎宮司による祝詞が厳かにおこなわれみんなの想火竹あかりプロジェクトが始まりました。 会場には、お弁当やパン、飲み物の販売がおこなわれ、地域の方も訪れ夏の1日を楽しんでいました。 会場では、奥川博康氏による居合、荒谷 卓氏による布都御魂の刀、前衛舞踏デュオ86B21 井口桂子さん&鈴木冨美恵さんと熊野鬼城太鼓の和太鼓による共演がおこなわれました。 そして午後7時頃、薄暗くなり始めた会場に入鹿八幡宮の鳥居から会場までずらっと並んだ竹に灯りを灯していきました。 無事並べられた竹に灯りが灯り会場が幻想的になり、午後7時50分からあんざわみさき&雑賀晶子によるフルート&オカリナ&ピアノの演奏、午後8時頃から中村天平氏によるピアノ演奏、そして最後に熊野鬼城太鼓による和太鼓演奏がおこなわれ、この地域の主催者である東 由紀子さんより挨拶がおこなわれ、イベントは終了しました。 閉塞感漂う新型コロナウイルスに怯える生活の中で、竹灯りのなかで揺らめく小さな灯りに願いと希望を持って開催されたイベントでした。
◆関連リンク 2020.7.23 みんなの想火竹あかりプロジェクト(熊野市紀和町小栗須)くまどこブログ 2019.3/15 入鹿八幡宮大祭・清順上人顕彰祭:1 くまどこブログ 2019.3/15 入鹿八幡宮大祭・清順上人顕彰祭:2 くまどこブログ
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みんなの想火プロジェクト 三重県事務局の竹あかり作家・演出家の川渕皓平さんによる挨拶 |
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