6月7日（日）午前10時から熊野市飛鳥町小阪にある飛鳥神社で「四本杉祭り」が四本杉の前でおこなわれました。
新型コロナウイルスによる感染拡大防止のため、三密を避けることを考慮して例年をこなわれる餅まきなどはおこなわず、神事のみの開催となりました。
「四本杉」は樹齢1300年で高さ10メートル、幹回り9メートル以上にもなる巨大な杉で、名前にもある４つに分かれた幹にはそれぞれ、 祓戸四柱神（瀬織津姫【せおりつひめ】、速開津姫【はやあきつひめ】、気吹戸主【いぶきどぬし】、速佐須良姫【はやさすらひめ】）が宿るとされ、人の罪穢 を祓い清めていただけることから、主に病気平癒、健康長寿に御利益有り、又家庭円満・商売繁盛の守り神とも言われ多くの参拝者が訪れます。
この御神木である四本杉は、健康長寿や病気平癒のご利益があるといわれており、その力が強まるのが６月と１２月言われており、同神社総代会が中心となって、周辺地域に高齢者が増える古来より長寿のご利益がある「四本杉」の前で、健やかな老後を祈願するべく地域ぐるみで同祭りを開催することになったもので、毎年６月第１日曜日に開催されることになっています。
今年も、四本杉の前で滞りなく神事がおこなわれ、夏越の大祓を一緒におこない、茅の輪を潜る代わりに、御神木の周りを一回りして祈願しました。
くまどこも取材をおこなったのは本当に久しぶりで、緑の美しい飛鳥神社の中に立つ四本杉は力強く、また優しさに包まれているように見えました。
祭りの中、ゆっくりと流れる穏やかな時間に包まれながら、新型コロナウイルスに怯えないで過ごせる日を願わずにはいられませんでした。

■2020年神事催事について
（１）健康長寿・病気平癒祈願・・・過疎・高齢化が進む中、せめて健康で穏やかな人生を送れますよう祈願します。
（２）長寿祝・・・（古希・喜寿・米寿など）長寿祝の神事を行います。（※７０歳・７７歳・８０歳・８８歳・９０歳・99歳）
ご希望の方御一人ずつ祝詞の中で、氏名等を読み玉串を献奉っていただきます。
※祈願料（おひとり）3,000円申し受けます。当日受付（代理の方でも結構です）
（３）夏越の大祓・・・大祓（おおはらい）とは、１年に２度（６月・１２月）に心身に積もった罪穢れ（つみけがれ）を人形代（ひとかたしろ）に移し、祓い退けるものです。
（４）餅まき・・・餅まき・・・中止
◎おことわり
『四本杉祭り』は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、密を避けるよう神事のみとさせていただきます。皆さんと共に一日も早い収束をお祈りしたいと思います。


◆関連リンク
2020年6月7日　四本杉祭り（熊野市飛鳥町小阪）（くまどこブログ）
２０１４年におこなわれた「四本杉（しほんすぎ）祭」（くまどこブログ）
２０１４年におこなわれた「四本杉（しほんすぎ）祭」
２０１３年におこなわれた「四本杉（しほんすぎ）祭」