全国的に脂ののった魚として知られる「さんま」ですが、熊野市周辺では毎年、冬のこの時期に北海道から寒流にのり、熊野灘へ南下する中で適度に脂が落ち、身の締まった魚として丸干しや寿司など郷土料理の材料として熊野名物となっています。 残念ながらここ数年、熊野ではサンマの水揚げが少量ですが、他県産を熊野の味に近づけたさんまを使用して開催されました。 すっきりとしないお天気で小雨が落ちてくることもありましたが、午前10時のその場で炭火で焼きたてを味わう「さんま丸干し1000本」の会場には、ずらっと人の列ができ、歩行者天国の真ん中に並べたU字溝のコンロで思い思いに焼いて「さんま丸干し」を楽しんでいました。 また紀和みその味噌汁150杯の振る舞いもおこなわれ、暖かな味噌汁を片手にさんま丸干しを楽しむ姿も多く見られました。 小雨の中、大勢の人が訪れ熊野特産のさんま丸干しを楽しむ1日となりました。熊野灘沖でのさんまが以前のように獲れることを願わずにはいられないほど、激減したさんま。さんまのすだれ干しが普通に見られる日を待ち望んでしまいます。 今年は、「年中さんま寿司食べちゃってごめんね音頭」の紀の川良子さんのステージも午前10時30分からおこなわれ、さんま丸干しにかじりつきながらステージを楽しんでいました。
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生憎のお天気でしたが多くの人がさんま丸干しを焼いて楽しみました。 |
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