美しく青空が広がる1月13日(月・成人の日)尾鷲市梶賀で古式捕鯨を再現した伝統の祭「ハラソ祭」がおこなわれました。 この祭りは江戸時代に盛んだった鯨漁を伝えるもので、鯨の供養を行ったあと「ハラソ、ハラソ」のかけ声とともに八丁櫓を操る古式の漕法や、鯨に銛を打ち込む当時の捕鯨の様子を再現します。 祭り当日は10時から地蔵寺で浦祈祷が行われた後、11時30分頃から梶賀漁港から大漁旗を後ろにつけた和船「ハラソ船」が地元の男衆と希望者を乗せて漁船にえい航されて梶賀漁港を出発し隣の曽根にある飛鳥神社に向かいます。 今年は、飛鳥神社の前でハラソ船がやってくるのを待ちました。 ハラソ船が飛鳥神社前に接岸すると顔全体を白塗りにその上に口紅で歌舞伎のくまどりのような模様をつけた男衆が赤や白の女性用の着物の衣装に着替え、「ハラソ!ハラソ!」とのかけ声とともに魯を使って船をこぎ、モリで鯨を射止める勇壮な「古式鯨法」様子を3回ほど再現して、梶賀漁港に向かいました。 今度は、梶賀漁港に移動して戻ってくるハラソ船を待ち、梶賀漁港の外から古式鯨法の儀式を行いながら湾内へと入り、4〜5度ほど「ハラソ!ハラソ!」とのかけ声とともに魯を使って船をこぎ、モリで鯨を射止める勇壮な「古式鯨法」様子を繰り返し、午後1時前には着眼しました。 多くの報道関係やテレビ局、カメラマンたちが極彩色に輝く大漁旗で飾られた船の上で繰り広げられる儀式を撮影していました。 ■当日のスケジュール 10時00分〜 地蔵寺で大般若経転読の浦祈祷 11時30分頃(正午前)〜 ハラソ船出航 12時30分頃 曽根の飛鳥神社前着。 13時00分頃〜 ハラソ船の梶賀漁港に入船。 古式鯨法の儀式を執り行います。 2009年ごろまでは船上から餅まきが行われていましたが、現在船からの餅まきはおこなわれなくなっていました。 ◆関連リンク 2020年1/13 古式捕鯨を再現した伝統の祭「ハラソ祭」 大きな写真で見る(くまどこブログ) ◆関連リンク 2017年 1/9 ハラソ祭 2017年(尾鷲市梶賀) 大きな写真で見る(くまどこブログ) ◆関連リンク 2009年 ハラソ祭り(1月12日) 大きな写真で見る(くまどこブログ)
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