JR熊野市駅前の熊野市文化交流センター多目的ホールで10月8日(火)から10月13日(日)まで熊野市歴史民俗資料館企画展「森の漂泊の民 木地師〜その伝承としごと〜」が開催されました。 木地師とは「ろくろ」とよばれる工具を用い、とち・ぶな・けやき などから椀・盆・高杯などの木地を造る人々のことでその多くは、かつて全国各地の森に入って生業とし、良材を求めて山々へと移住する暮らしをおくっていました。 この木地師発祥の地(東近江市奥永源時 小椋谷)における伝承や江戸期の支配制度、熊野地方の木地師の足跡概要を「氏子狩り張」などから探る展示が行われ、熊野市の山間部で移住する暮らしをおこなっていた木地師について、残された資料を紐解き詳細に調べ上げた展示は、多くの人が訪れ写真を撮ったり、パネルをじっくりと読んだりしながら、展示に見入っていました。 関連イベントとしてギャラリートークが10月13日(日) 14時00分〜講師に桐村 英一郎さん(朝日新聞社 社友)を迎え、「木地屋ー紀伊の森の漂泊民ー」 についておこなわれました。
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「ろくろ」とよばれる工具を用い、とち・ぶな・けやき などから椀・盆・高杯などの展示 |
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