10月5日(土)〜10月13日(日)までJA伊勢・旧神木店(三重県南牟婁郡御浜町神木)で第1回神木展ー御浜焼と熊野古道を中心にーが開催されました。 花の窟から本宮に至る熊野古道伊勢路・本宮道の最初の峠である横垣峠の麓に位置する神木は、人口約500人の静かな山里で、みかん、米、野菜の栽培を中心とする農業が営まれています。 昭和34年から平成18年まで、御浜焼の工場が立地し、干支の置物、花器、食器、その他の製品が生産され、地域の主要な事業所として存在感を示していました。また、熊野古道横垣峠の麓の里、神木には、2004年の世界遺産登録以来、地域の内外から多くの人がやってくるようにもなりました。 この神木の多様な生活文化および歴史的資源の再認識、およびそれらの保存・活用、地域外への情報発信、住民の誇りの醸成、来訪者増加などを目的として、熊野古道世界遺産登録15周年にあたるこの年に、神木展が開催され、期間中多くの人が訪れました。 取材中には、御浜窯で作られ家に飾られていた置き物の焼き物を持参して訪れる方も。 神木という地域には、地元の方も焼き物なので関わった方にも今も興味深い地域であることがこの「神木展」を通じて多くの人に認識されたものと思われます。
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会場のJA伊勢・旧神木店(三重県南牟婁郡御浜町神木) |
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