11月18日(日)午前11時から熊野市育生町赤倉にある丹倉(あかぐら)神社の例大祭がおこなわれました。 今年の例大祭は、お天気が良く、とても穏やかで、山里の冷え込みが厳しい赤倉でも暖かさを感じる過ごしやすい日となりました。 今年も午前11時から、大馬神社の宮司による神事が厳かにおこなわれ、ここ数年では最高の人出となった丹倉神社には、日本以外の国からの参拝者も3名ほど訪れ、国際色豊かな祭りとなりました。 参加者で玉串の奉納が終わると、地元で活躍されているHANAHANAのフラダンス奉納がおこなわれ、毎年祭りに来て篠笛の演奏と楽しい獅子舞の奉納をおこなう四日市篠笛会が訪れた人を楽しませました。 その後、直会が訪れた人に炊き込みご飯のおにぎりや、さんま寿司、アマゴの天ぷらなど盛りだくさんの食べ物と暖かな鍋が振る舞われ、いつもは静かな丹倉神社がとても賑やかに楽しい場に変わりました。 また、今年は97歳を迎える赤倉出身のおばあさんの祝いもあって、最後の餅まきは盛大におこなわれました。 訪れた人の中には、「こんなに沢山の餅をひらったのははじめて」と喜んでいる方も。 この丹倉(あかぐら)神社のご神体は、世界遺産の花の窟神社と同じ大岩で、同じぐらい昔から信仰されてきたと言われていますが、何を祀っているのかはわかっていません。 しかし近年、宗教人類学者の植島啓司氏の著書「日本の聖地ベスト100」に選ばれるなど、太古からの聖地であった丹倉神社に訪れる人が増えています。 熊野市駅からは、車を使ってしか行けない場所で、しかも狭い山道を約40分ほど走らないと辿り着けない今も不便な場所にあります。 しかし、ゴツゴツとした大岩の御神体と、なんとも言えない空間に囲まれたこの聖地を訪れる人が増えています。 祭りが終わった丹倉神社は、いつもの静けさの中に戻り、黙って御神体の大岩が鎮座しています。 ◆関連リンク 2018年11月18日 丹倉神社 例大祭(くまどこブログ) 2017年11月19日 丹倉(あかくら)神社 例大祭(1)(くまどこブログ) 2017年11月19日 丹倉(あかくら)神社 例大祭(2)(くまどこブログ) 2016年11月15日 丹倉神社例祭 2016年11月15日 丹倉神社例祭(くまどこブログ) 2012年11月18日 丹倉神社例祭 熊野市育生町赤倉の丹倉神社を守る赤倉水産のHP 丹倉神社の場所(グーグルマップ)
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