紀州に春を告げる「尾鷲ヤーヤ祭り」が今年もこの2月1日(木)0時の「扉開き」から、2月5日(月)の「例大祭」まで5日間にわたり行われました。 そのうち最終日の5日は本祭りとして、日中は林町から中井町、尾鷲神社までの旧熊野街道沿いを19町が各祷務町のグループごとに大名行列と華やかな道中手踊りを披露しました。 午前中は各町で顔見世ということで近隣や祷屋前で踊りを見せた後、正午からは天満町を壱番祷グループとして例年、壱番祷の神楽を務める矢浜町が先頭で出発し、来年の壱番祷の祷務町となる祷受け町である林町が「尾鷲節」で出発し、祷務町(天満町)の大名行列、その後は同グループの道中踊りが出発する手順で参番祷グループまでの各町が次々に旧熊野街道を尾鷲神社に向かって練り歩きます。 大名行列では裃を来た祷務町の男衆と子ども達が凛々しく練り歩いたほか、道中手踊りでは各町ともお揃いの衣装を身につけなつかしの演歌から最近のポップスなどの歌謡曲に合わせて日頃練習をした振り付けでにぎやかしながら昔ながらの商家が立ち並ぶ旧熊野街道沿いを尾鷲神社に向けて練り歩きました。 ■大名行列・道中踊り順「曲目」 ○壱番祷グループ 12時出発 (1)矢浜町 「神楽」 (2)祷受け町・林町 「尾鷲節」 (3)祷務町・天満町 「大名行列」 (4)高町 「タッタ」 (5)今町 「北風と太陽」 (6)野地新町 「ボンファイヤー」 (7)新田町 「嗚呼夢神輿」 ○弐番祷グループ 13時出発 (1)祷受け町・川原町 「尾鷲節」 (2)祷務町・知古町 「大名行列」 (3)大曽根町 「男の船祭り」 (4)野地町 「さくらんぼ」 (5)堀町 「Doors」 (6)南町 「木遣りくずし」 ○参番祷グループ 14時出発 (1)北浦町 「神楽」 (2)祷受け町・坂場町 「尾鷲節」 (3)祷務町・向井町 「大名行列」 (4)北町 「ダンシング・ヒーロー」 (5)中井町「恋、弾けました」 (6)新町「海賊の舟唄」 また夜には尾鷲神社で各町の男衆が見守る中、大弓の儀が行われその後、クライマックスのお獅子の出御、祷渡しの儀が執り行われ今年も無事にヤーヤ祭りが行われました。
▲トップに戻る <平成30年尾鷲ヤーヤ祭り概要> <日程> ◇2月1日(扉開き・在回り) ・午前0時〜 扉開き神事 (尾鷲神社)【地図】 旧尾鷲20町が尾鷲神社に集まり、本殿前の参道に提灯を立て神のおでましを願う「扉開き神事」が行われます。 ・10時〜15時 由緒祭 (尾鷲神社)【地図】 今年の祭りの当番となる3つの祷務町から祷人(とうにん)、汐撫(しおなで)、弓射(ゆみゆい)、総代(そうだい)、町頭長(ちょうとうちょう)などの役をされる方と神社総代が参列して祭りの無事を願います。 ・18時半〜21時ごろ「在回り」(尾鷲神社出発) 初日(1日)の夜は祷務町が将党(しょうとう)を立て尾鷲魚市場で海に入る清めの垢離(こり)をかいた後、18時半に祷務町をはじめ祷受け町や手伝い町の町衆が集まり19時より各町の高張り提灯を先頭に尾鷲市街を2時間ほどかけて歩きヤーヤ祭りの始まりを告げて回ります。 ▲トップに戻る ◇2月2日〜4日(練り) ・夜19時半頃 ヤーヤ練り(各祷屋前) 2〜4日は祷務町(※)の練り場に各手伝い町が集合し、白装束をした男衆達が激しくぶつかり合います。 (毎晩19時半より開始、場所は上記の関係地図内の緑色のアイコン場所を参照)。 ○壱番祷 天満町 (祷屋・練り会場)壱番祷屋前(おわせ川栄天満工場前)【地図】 ○弐番祷 知古町 (祷屋・練り会場)弐番祷屋前<現在の尾鷲市港町>【地図】 ○参番祷 向井町 (祷屋・練り会場)参番祷屋前(向井ふれあい会館前)【地図】 ■過去のヤーヤの練り(YouTube動画)
■過去ヤーヤの練り【北町】(スライドショー)
※ご覧いただくにはActiveXが必要です(ActiveXが導入できない場合はココをご覧ください) ▲トップに戻る ・20時半頃 垢離(こり)かき ※壱番祷、弐番祷 (尾鷲魚市場)【地図】 各祷務町ごとに全裸になった男衆が海に飛び込む垢離かきを行います。 ※参番祷(向井町) 黒の浜【地図】 参番祷務町の全裸になった男衆が海に飛び込む垢離かきを行います。 ※過去の垢離かきの模様(YouTube動画) ▲トップに戻る 21時頃〜21時30分 尾鷲神社参拝 (尾鷲神社)【地図】 垢離かき終了後、各町が尾鷲神社に集まり参拝します。 ※過去のヤーヤ練りの模様(くまどこイベント報告) ▲トップに戻る ◇2月5日(本祭り) ・昼12時ごろ 大名行列・道中手踊り(林町〜旧熊野街道沿(朝日町・中井町)〜尾鷲神社) 大名行列と各町の道中手踊りが林町通りを出発【地図】。 旧熊野街道を通り尾鷲神社【地図】までを練り歩きます(最終の町が尾鷲神社へ到着するのは午後5時頃)。 ※大名行列・道中手踊りのコースは上記の関係地図を参照してください。 ■大名行列・道中踊り順「曲目」 ○壱番祷グループ 12時出発 (1)矢浜町 「神楽」 (2)祷受け町・林町 「尾鷲節」 (3)祷務町・天満町 「大名行列」 (4)高町 「タッタ」 (5)今町 「北風と太陽」 (6)野地新町 「ボンファイヤー」 (7)新田町 「嗚呼夢神輿」 ○弐番祷グループ 13時出発 (1)祷受け町・川原町 「尾鷲節」 (2)祷務町・知古町 「大名行列」 (3)大曽根町 「男の船祭り」 (4)野地町 「さくらんぼ」 (5)堀町 「Doors」 (6)南町 「木遣りくずし」 ○参番祷グループ 14時出発 (1)北浦町 「神楽」 (2)祷受け町・坂場町 「尾鷲節」 (3)祷務町・向井町 「大名行列」 (4)北町 「ダンシング・ヒーロー」 (5)中井町「恋、弾けました」 (6)新町「海賊の舟唄」 ※過去の道中手踊りの模様(YouTube動画)
▲トップに戻る ・19時頃 大弓の儀 (尾鷲神社)【地図】 尾鷲神社境内の弓場で3祷務町の弓射3人が紀州 小笠原流の古式作法に則り弓射の神事が執り行われます。 ※過去の大弓の儀の模様(YouTube動画)
▲トップに戻る ・20時40分頃 お獅子の出御(尾鷲神社) 神社参集殿より神宝獅子頭を宮司が頭上にいただいて一の鳥居まで歩いていき、提灯を持った町衆も「お獅子じゃ」の掛け声とともに練り歩きます。 なおその後、参集殿に神宝獅子頭が帰られる際、右回りで帰れば豊作、左回りの時は浜方が豊漁だと言われます。豊凶を占う神事のため、若者たちは獅子頭を自分たちの方へ向けようと凄まじい勢いで練り合います。 ※過去のお獅子の出御の模様(YouTube動画)
▲トップに戻る ・21時ごろ 祷渡しの儀式(尾鷲神社) 参集殿で今年の祷務町から来年の祷務町になる祷受け町に祷渡しの儀式を行います(21時半頃終了) ※過去の大名行列・道中踊り、お獅子の出御の模様(くまどこイベント報告) ▲トップに戻る ◆関連リンク くまどこ特集「動画で見る 尾鷲ヤーヤ祭り」 くまどこ東紀州百科事典>>伝統の奇祭 「おわせヤーヤ祭り」 ヤーヤ練り【動画】 天下の奇祭 DVDヤーヤー裸祭り完全収録!(購入は 東ノ紀州屋 東紀州) ▲トップに戻る ■尾鷲20町(※)の提灯図柄
※現在の町名とは異なります。 ■尾鷲20町の現在の位置図
より大きな地図で 尾鷲旧20町 を表示 ※おおむねヤーヤ祭りの祷務町の際の練り場となると思われる箇所にマークを付けています。 ▲トップに戻る
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道中手踊りの衣装では子ども達はかわいく着飾っていましたが大人はなかなかえぐい恰好もありました |
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夜は大弓の儀・お獅子の出御、祷渡しの儀が行われ今年も無事祭りが執り行われました |
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