紀伊長島町と大阪府四條畷市は、今年で友好都市提携10周年を迎え、両市町の主催で10日・11日の一泊二日の日程で、紀伊長島熊野古道体験ツアーが実施されました。 10日(金)午前に貸切バスで四條畷市役所を出発した40名の一行は、昼前に大紀町大内山の栃古に到着しました。2つのグループに分かれて世界遺産登録された熊野古道ツヅラト峠ハイキングを楽しみました。お天気が心配されましたが、頂上の見晴台からは海や海に浮かぶ島々も確認でき、疲れが吹き飛んだとのこと。帰りはツヅラトの名の由来となる九十九折れの下り道。「少し疲れましたが、この石畳を歩かないと、と思って・・・」とのこと。峠を降りてきた頃に雨も降り出しましたが、怪我もなく無事に花広場に到着しました。花広場で「ツヅラト峠を守る会」からお茶やあおさ汁のもてなしを受け、ホッと一息つきました。また駆けつけた奥山紀伊長島町長から、歓迎の言葉を受けました。この日は古里の民宿に分かれて宿泊して、海の幸とふるさと温泉を堪能しました。 翌11日(土)は朝9時から紀伊長島市場で干物作り(あじの開き)体験です。3つのグループに分かれて説明を聞き、見本をしっかり見て作業開始します。一般に使われる包丁より小さな包丁を使って、皆さん「初めて」と言いながらも手際良くきれいにさばいていました。この包丁が気に入った方もあったようです。またきれいに美味しく仕上げるコツとして、内臓など(特に血合部分)を取り除くときの歯ブラシの使い方も、実際に目で見て納得の様子でした。 港市では、味見をしたり値段交渉をしたり、店の人とのやり取りも楽しみながら海産物や農産物などを買い求めていました。福引で賞品を獲得した人も多く、頻繁に鐘が鳴り響き、おおいに会場を沸かせていました。買い物を楽しんだ後、塩水につけておいた干物を持って、四條畷市への帰路に発ちました。 大阪府四條畷市 ツヅラト峠を守る会
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地図を見ながら「熊野古道勉強会」。皆さんとっても熱心です。 |
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