9月26日(火)〜10月1日(日)まで、熊野市文化交流センター 多目的ルームで「保色山をめぐる大又国有林の今昔〜林業華やかなりし頃の夢〜」展が開催されました。 この展示は、かつて林業が国の根幹だった頃、熊野市飛鳥町大又の奥の大又川流域国有林の開発に国が大正13年から乗り出し、その開発に伴って、事業所事務所、従業員住宅、製縄工場、学校が建てられ開発が進められ、モミやツガなどの高価な天然林を伐採、搬出しました。 全盛期には従業員用の民家は100件を越えましたが、昭和28年に林道ができトラックによる木材の搬出ができるようになり、昭和37年ごろから無人となり、また原野へと戻っていった地区です。 私も平成29年5月に、この企画展をおこなった竹平巨嗣さん、中田重顕さんと一緒に大又川流域国有林の中を案内していただき文政杉〜五郷分校跡地などを巡っています。 今回の展示では、昔の写真を中心に展示されており、ほとんど林に戻った山々で多くの人が暮らしていたことを実感させてくれるものになっています。 詳しい地図もありとても貴重で懐かしい展示となっています。 10月1日(日)の最終日には、竹平巨嗣さん、中田重顕さんお二人のギャラリートークもおこなわれ、当時の貴重な写真60点余りも見ることができました。 ◆関連リンク 5/27 大又国有林内 文政杉〜五郷分校跡地ほか:1(くまどこブログ) 5/27 大又国有林内 文政杉〜五郷分校跡地ほか:2(くまどこブログ)
|
|