6月4日(土)、海山町観光協会主催の第20回海山町キス釣り大会が行なわれた。申込者は県内外から306名。天気はまずまず。引本・矢口浦・白浦・島勝浦の4つの漁港から、70隻近い漁船に分かれて乗り込み、早朝6時から昼12時まで沖釣りの勝負に挑んだ。 納竿の12時、それぞれ「優勝間違いなし!」の釣果を携えて帰港。参加者たちは大好きな釣りでの真剣勝負が終わり、賞への期待と不安の入り混じる面持ちで、検量のため「お魚らんど」に移動した。 「お魚らんど」に着くと、雷が鳴り「これぞ東紀州!」と言わんばかりの大粒の雨。しかし「これが一番!」の一匹を検量にかける参加者たちは、傘をさすのも忘れて食い入るように目盛りを見つめる。検量するほうも大変だ。曲がった魚の背骨も尾ビレも丁寧に伸ばして長さを測り、重さは電子秤の上の水滴も拭き取り、小数以下の数字が風で不安定になっても風がおさまるのを待ってきっちり量った。 検量が終わる頃には雨も止み、参加者たちは釣りそのものの勝負とは別に設定されたラッキー賞(東紀州の名産品や電化製品など)や、海山町商工会の福引を楽しみ、昼食をとった。審査を待つ間、ソーラン踊りなども披露され、お魚らんどは大変なにぎわいとなった。 この大会では、本命のキスの大きさ(長さ)で順位が決まる。同じ長さの場合は重さが決め手となる。船頭さんのポイントの見極めも勝負を大きく左右することもあり、上位入賞者を出した漁船には船頭賞も用意されている。賞品はデジカメや食器洗浄乾燥機などの電化製品が用意されている。本命・外道・ラッキー賞・福引と、豪華賞品をゲットするチャンスがたくさん用意されているのも魅力の一つだ。来年は隣町の紀伊長島町と合併するが、主催者・参加者とも「ぜひ来年も開催を!」と期待している。 結果は以下のとおり。 順位・氏名(敬称略)・住所・長さ(センチ) 優勝 水谷 勇(名古屋市) 29.3 準優勝 山本 尚(鈴鹿市) 29.0 3位 照井 義愛(尾鷲市) 28.8 4位 藤基 隆雄(飯南郡) 28.0 5位 松宮 秀義(員弁郡) 28.0 6位 青山 真理子(小牧市) 27.9 7位 水谷 健二(桑名市) 27.8 8位 川村 英之(津市) 27.6 9位 古谷 真司(鈴鹿市) 27.6 10位 佐藤 学 (名古屋市) 27.5 [船頭賞] 島勝浦 長七丸 白浦 広良丸 島勝浦 千代丸 [外道賞(ベラ)] 1位 栗田 哲義(鈴鹿市)28.5 2位 鏡 義樹(久居市)27.2 3位 松井 英樹(鈴鹿市)27.1
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