弥生時代からつづくといわれ、大変古い歴史を持つ熊野市有馬町の産田神社で1月10日（火）に例大祭がおこなわれました。
世界遺産「花の窟」と対をなす神社で、日本書紀に登場するイザナミノ尊がカグツチノ神を産んだ場所として伝えられ、この神話に由来して､安産と子育ての神様として知られ例年1月10日に｢子供の健やかな成長と、安産｣を願い､祭礼が執り行われます。
今年も午前１０時から神事がおこなわれ、境内手前の社殿の中では、子供の健やかな成長を願って｢奉飯｣と呼ばれる膳（汁かけ飯、サンマの骨付き姿寿司、イカの和えもの）が用意され（700円）、子供連れの家族等が多く訪れていただいていました。
午前11時過ぎには、弓引き神事もおこなわれ、その後恒例の餅まきが盛大に行われ祭りは終わります。

神社へと続く道沿いや、鳥居をくぐったところでうぶたみやげ「粟おこし」が売られていました。この「粟おこし」は何十年も前から変わらないこの祭りのお土産です。
また「さんま寿司」発祥の地　産田神社では、今年もさんま寿司を食べ比べたり、お土産に販売をしており訪れた人が買い求めていました。

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