1月9日(月・祝)に尾鷲市南部の梶賀で古式捕鯨を再現した伝統の祭「ハラソ祭」がおこなわれました。 昨日の雨が上がり青空の戻った梶賀漁港には、極彩色の大漁旗を掲げた関船や歌舞伎のように隈取りをし赤や白の衣装に着替えた漕ぎ手など、古式鯨法の儀式の撮影しようとマスコミやアマチュアカメラマンが多く訪れていました。 到着した時は、丁度ハラソ船が梶賀漁港を出港し曽根の飛鳥神社へ向けて湾へと出て行くところでした。 梶賀漁港に到着すると、輪内中学校名物のエイサーがおこなわれ、漁港に集まった人は生徒達が太鼓を叩いて踊る姿に拍手を送っていました。 また、梶賀婦人会による温かい大敷汁やぜんざいなど振る舞いがおこなわれており、魚のまぜご飯が100円で売られていました。 まぜご飯は、魚の味わいがとても良く出ていて美味しく、暖かな大敷汁も魚とイカの味わいが口いっぱいに広がって、海の味わいを堪能させていただきました。 12時40分ごろハラソ船が梶賀漁港に入ってきて、「ハラソ!ハラソ!」とのかけ声とともに魯を使って船をこぎ、モリで鯨を射止める勇壮な「古式鯨法」様子を何度も繰り返し、午後1時過ぎ梶賀漁港に横付けされ祭りは終わりました。 大漁旗はすぐに船から降ろされ、その場で水でキレイに洗われていました。 こうして毎年美しい大漁旗が飾られ、海に美しい光景を再現している祭りです。 ■当日(1月9日)のスケジュール<予定※微妙にズレます)> 10時00分〜 地蔵寺で大般若経転読の浦祈祷 11時30分頃(正午前)〜 ハラソ船出航 12時30分頃 曽根の飛鳥神社前着 13時00分頃〜 ハラソ船の梶賀漁港に入船。 古式鯨法の儀式を執り行います。 ※当日は来場者に梶賀漁港で梶賀婦人会による温かい大敷汁やぜんざいなど振る舞いが行われます。 ※例年1月第2月曜日【成人の日】に開催。強風など荒天の場合は中止になります。 ■関連リンク 2017年1月9日 ハラソ祭り 大きな写真で見る(くまどこブログ)
|
派手な衣装と隈取りの漕ぎ手も被写体としては最高です。 |
|
|