熊野市の山奥、育生町赤倉のさらに奥深いところにある大岩が御神体の丹倉(あかくら)神社で11月20日(日)午前11時から例大祭がおこなわれました。 国道311号から金山の交差点を県道52号へと進み、くねくね道を走ること約30分ほどで赤倉へ。そこから更に大丹倉(おおにぐら)の頂上を目指すくなくね道で約10分ほどで丹倉神社へ着きます。 丹倉神社は鳥居から石段を下って訪れる神社で、社は無く御神体の大岩がむき出しとなっており、熊野市有馬町の世界遺産「花の窟」と同じような形態であり、同時期のものと考えられる古い信仰が残る熊野の聖地の一つです。 午前11時より、中平孝之さんによる挨拶がおこなわれ、宮司さんによって神事がはじまりました。 静かな空間に響く声、あとは風の通り過ぎる静かな音と鳥の鳴き声ぐらい。厳かに神事は滞り無く進められ、玉串の奉納が終わると、四日市で篠笛の教室を開いている原先生一門が笛演奏と、狐のご祈祷と獅子舞の奉納がおこなわれ、訪れた人は神妙な狐のご祈祷を見守り、獅子舞とひょっとこのお面をかぶった軽妙なやり取りに笑いがおき、獅子舞の見事な動きに拍手を送りました。 それから「なおらい」がおこなわれ、訪れた人達で食事を楽しみました。いなり寿司やまぜご飯のおにぎり、トイモの酢の物、アマゴや豚肉の揚げ物等に舌鼓を打ちながら、いつもは静寂な丹倉神社が賑やかな声に包まれました。 最後に餅まきがおこなわれ、賑やかな声はひと際おおきくなって御神体の大岩に響くようでした。 ◆関連リンク 大きな画像で見る(くまどこブログ) 2016年11月15日 丹倉神社例祭 2016年11月15日 丹倉神社例祭(くまどこブログ) 2012年11月18日 丹倉神社例祭 熊野市育生町赤倉の丹倉神社を守る赤倉水産のHP 丹倉神社の場所(グーグルマップ)
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