東紀州の夏の風物詩『2016きほく燈籠祭』がこの7月24日(日)に長島港周辺で開催されました。 海の「ねぶた」とも称されるこの祭りは、紀北町内外の老若男女が夜な夜な集い制作した巨大燈籠を台船に載せて海に浮かべ、最後は海上大花火との競演が行われるもので、今年は燈籠祭が復活して30周年ということでテーマとして「祝・燈籠祭30周年!!〜やりきったるじょ!〜」として開催され、メインの大燈籠には高さ8m、幅8m、奥行6m、重量6tもある巨大な「神輿(みこし)」が海に浮かべられました。 本来は前日の23日(土)に開催予定でしたが、天候不良により準備の目途がたたないことからこの翌24日(日)に順延されての開催となりました。 当日は、天気にも恵まれまたやや曇り空ということでほどほどの暑さということで会場には多くの皆さんがお越しになりました。 今年は燈籠祭り復活30周年ということで地元や県内で活躍するソーラン踊りチームが『燈籠氏子衆』となって結集し13時30分から会場周辺の長島のまちなかでソーラン演舞パレードや飴・菓子撒きを行い雰囲気を盛り上げました。 15時からは毎月第2土曜に開催されている『きいながしま港市』の出店事業者を中心に生ビールやチューハイ、ジュースなどの飲み物から地元で取れたサザエや貝、イカ焼きにお好み焼き、かき氷などの食べ物、金魚すくいやスーパーボールすくいなどの各種出店が並び、日が暮れかけた頃から次々に訪れる来場者でにぎわいました。 その後、17時頃から「神輿」の大燈籠をバックにした特設会場で、海山芸能道場「賀楽多」による和太鼓演奏や地元チームによるソーラン踊りの力強い演舞とさらに子どもたちに大人気のご当地ヒーロー「KIHOKU戦隊アババイン」ショーなどのステージイベントが繰り広げられました。 そして周囲が真っ暗になった20時から皆さんお待ちかねの「海上大花火」が行われ途中、大燈籠との競演花火を交え、華やかなスターマインが夜空を彩りました。最後、この祭りでしか見られない大仕掛け「彩雲孔雀」が行われ海上から孔雀の羽根に見立てた7色の花火や一斉打ちなど観客の皆さんを大いに楽しませました。
今回も6月からの燈籠づくりをはじめ、当日の運営スタッフやごみナビなど多くのボランティアに支えられ、一日延期がありましたがそれでもいつも以上の多くの皆さんが来場し「やりきったるじょ!」のテーマのとおり盛大に行われました。 ◇タイムスケジュール 【イベントスケジュール】 『燈籠氏子衆イカバリ乱舞』 13時30分〜 オークワ紀伊長島店さま駐車場内にて飴・菓子撒き 13時45分〜 オークワ紀伊長島店さま前から紀伊長島駅方向によさこいパレード開始 15時05分〜 長島ショッピーさま駐車場内にて飴・菓子撒き 15時15分〜 長島ショッピーさま前から会場方向によさこいパレード再開 16時30分〜 会場内でのよさこいパレード
【街あかり広場】 17時30分〜19時30分 スカイランタン揚げ体験 ※先着100名様となっております。 【ステージイベント】 15時30分〜 アズマコーダイ 16時45分〜 オープニング・飴まき 17時00分〜 芸能集団 賀楽多 17時30分〜 よさこい第一部 18時10分〜 KIHOKU戦隊アババイン
18時40分〜 孫太郎太鼓 19時10分〜 よさこい第二部
19時45分〜 クライマックスイベント
○花火プログラム 20時00分 オープニングスターマイン 20時05分 メッセーじ花火 20時12分 燈籠祭30周年記念スターマイン 今年の燈籠祭は30周年。これまで燈籠祭に携わった多くの関係者の皆様、そして町民の皆様に感謝申し上げます。またこの間、旅立たれた方々の追悼の意を込めて花火を打ち上げさせていただきます。 20時16分 大燈籠競演 今年の大燈籠は記念すべき 30 周年。紀北町の元気をいっぱいに「やりきったるじょっ!」と題し大燈籠に「神輿」を製作いたしました。大燈籠と花火の競演をご覧ください。 20時28分 スターマイン 20時33分 追悼スターマイン 20時37分 追悼スターマイン 20時44分 燈籠大仕掛〜彩雲孔雀(さいうんくじゃく)〜 日本で唯一の「彩雲孔雀」と名付けられた燈籠祭オリジナルの仕掛花火。 その姿は孔雀が七色の羽を大きく広げた様な雄大な花火となって目の前に現れます。 最後の一斉打ちも見応えあり。
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今年の大燈籠は「神輿(みこし)」。復活30周年ということで紀北町という神輿をみんなで担ごうとつくられました。 |
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復活30周年ということで地元や県内で活躍するソーラン踊りチームが『燈籠氏子衆』となって結集し、『イカバリ乱舞』として会場周辺で総踊りを繰り広げ雰囲気を盛り上げました |
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また今回は竹と紙で作られた燈籠が、熱気球のように灯りをともしながら空に舞いあがるスカイランタンの体験コーナーが設けられ人気を博していました |
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夜になるときいながしま港市事業者等による出店は多くの人で賑わいました |
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最後は大燈籠と3,000発の海上花火との競演があり復活30周年を彩りました |
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