5月21日(土)16時より、紀伊長島町の長島造船で、鋼船「第百五十六鳳生丸(499トン貨物船)」の進水式が行なわれた。船主は静岡県西伊豆の鳳生汽船株式会社(代表取締役:木村拳一)。 船主の親族・会社関係者らが集まり、船体をバックに記念写真撮影の後、長島神社の神主により神事が執り行なわれた。神主から祝詞があげられ、関係者らは玉ぐしを奉げる。命名式の後、お神酒があげられた。進水の準備作業が急ピッチで進められる。 神事が始まる頃は関係者だけだったが、42号線から紅白の幕や大漁旗が見え、徐々に人が集まってきた。大勢のギャラリーが見守る中、進水の瞬間を迎えた。進水の合図とともに親族によるテープカット。「くすだま」が割れ、拍手とどよめきのような喝采の中を、音楽に乗って大きな船体が水に滑り込む。水に入るこの時を待ちきれずに走り出すような、飛ぶような勢いだ。前方からしか確認できなかった船体が、海の上で方向を変え、側面や後方も確認できた。関係者らは記念すべきこの時のこの姿をビデオや写真に収めていた。 「鳳生丸」は今後仕上げの作業が進められ、完成後は紀伊長島市場に着け、7月11日(月)に引渡しが行なわれる予定。
動画のURL:http://kumadoco.net/movie/detail.cgi?no=101
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