6月5日(日)、昨日梅雨入りが発表されたこの地方、朝から小雨が降っていましたが、熊野市飛鳥町小阪にある飛鳥神社で午前10時より「第4回四本杉祭り」が開催されました。 この「四本杉」とは飛鳥神社の神殿後方にある樹齢1300年で高さ10メートル、幹回り9メートル以上にもなる巨大な杉で、名前にもある4つに分かれた幹にはそれぞれ、祓戸四柱神(瀬織津姫【せおりつひめ】、速開津姫【はやあきつひめ】、気吹戸主【いぶきどぬし】、速佐須良姫【はやさすらひめ】)が宿るとされ、人の罪穢を祓い清めていただけることから、主に病気平癒、健康長寿に御利益有り、又家庭円満・商売繁盛の守り神とも言われ多くの参拝者が訪れます。 特にご利益の力が強まるのが6月と12月であると言われており近年、少子高齢化により周辺地域に高齢者が増えている現状で、同神社総代会が中心となって「四本杉」の前で、健やかな老後を祈願するべく平成25年より毎年6月第1日曜日にこの祭りが開催されています。 今年も、節目の古希、喜寿、傘寿、米寿、卒寿、白寿の長寿祝いと病気平癒祈願の神事を行い、そして1年に2度(6月・12月)に心身に積もった罪穢れ(つみけがれ)を人形代(ひとかたしろ)に移し、祓い退ける大祓神事を四本杉を時計回りに1周まわることでおこないました。 訪れた人は、四本杉をぐるりと回りながら時々上を仰ぎ見て立派な巨木に何か感じているようでした。 取材で席を同じになることがある新聞記者さんも、熊野にはこういった立派な木が多いですね。と美しく苔が着いた巨木を眺めていました。 最後に飛鳥神社の境内で餅まきがおこなわれ、今年の「四本杉祭り」が終わりました。 ◆関連リンク 2014年におこなわれた「四本杉(しほんすぎ)祭」 2013年におこなわれた「四本杉(しほんすぎ)祭」
|
|