この4月10日(日)に「農業と商業の神様」として知られる御浜町の阿田和神社(宮地秀直宮司)で春季例大祭が執り行われ、伝統の神輿などでにぎわいを見せました。 同神社の例大祭は、毎年、春と秋の2回行われ、豊作と豊漁、地域平穏を願って850年以上の歴史があります。 春季例大祭は、以前は毎年4月15日に行われていましたが、多くの人が参拝できるよう数年前から4月の第2日曜日に挙行しています。 当日は朝10時から厳かに神事が営まれ、多くの人が参列し、宮地秀直宮司が、地域の平安や商工業の振興を祈願して祝詞を捧げました。 それに続いて、舞姫を務めた阿田和中学校一年の下平あこさんと古畑謡さんが、浦安の舞を奉納しました。 境内の土俵では、子ども相撲が行われ、元気な声が響き渡った。露店も並び、人気を集めていました。 午後からは、阿田和交流会のメンバーと子どもたちによる神輿が神社を出発。「ワッショイ、ワッショイ」と威勢の良い掛け声を響かせながら町内を練り歩き、まつりムード一色に包まれていました。 15時過ぎに神輿が神社に戻ったあと、まず土俵の上で地元の若い衆による神輿担ぎが行われました。 ■境内での神輿かつぎ(回し)(YouTube動画)
▲トップに戻る さらに境内の特設舞台で観客が見守るなか浦安の舞が奉納され、 ■浦安の舞(YouTube動画)
▲トップに戻る その後、阿田和交流会と地元小学生による獅子神楽(獅子舞)の奉納が行われました。特に今年の獅子神楽では、同交流会により笛や太鼓の生演奏に加え昔の演目も復活させたり、ユーモラスな動きを取り入れるなど多彩な舞が奉納され参拝客を大いに楽しませました。 ■獅子神楽<獅子舞>(その1)(YouTube動画)
▲トップに戻る ■獅子神楽<獅子舞>(その2)(YouTube動画)
▲トップに戻る ■獅子神楽<獅子舞>(その3)(YouTube動画)
▲トップに戻る 最後、16時すぎに餅まきが行われおよそ8分間にわたり餅や俵、お菓子からパン一斤まで様々な品物がまかれ集まった多くの人を大いに楽しませました。 平成23年の紀伊半島南部を襲った大水害で、横を流れる尾呂志川が氾濫し同神社も甚大な被害を生じましたが、その後の関係者や地元の皆さんのご尽力で拝殿や敷石などがキレイに修復された中での例大祭でした。 ■盛大な餅ほり(YouTube動画)
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