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潮の香漂い昔ながらの漁師町の風情が残る「魚まち」(紀北町西長島地区)で“町がアートなる3日間”をキャッチフレーズに今年も「くまの古道美術展in紀伊長島2016」が3月19日(土)から21日(月・祝)にかけて開催されました。これは東京芸術大学のリンダ・デニス特任准教授が作品制作で紀北町を訪れた縁から、昨年(平成27年)から始まった芸術イベントで今回が2回目の開催となります。今回は同大の坂口寛敏教授推薦の芸術家を中心に県内外の若手アーティスト24名が集まり、旧熊野街道沿いにある古民家や空き店舗、空き地を仮設ギャラリーにとして最先端の現代アートから伝統的なアートに至る各種作品を展示し、魚まち一帯を芸術空間にする美術展です。 期間中は「魚まち」の玄関口に位置し、1973年の第1回紀伊長島彫刻シンポジウムに出品した彫刻家、国島征二氏によって制作された黒御影石のモニュメントが真ん中に建つ「松本・風の広場」から熊野街道沿いに本町交差点の古民家特設ギャラリー(たまり場)に至る11の仮設ギャラリーでたくさんの美術作品が展示され、さらなるアートの可能性の追求、発展を目指し開催されました。普段は昭和レトロな感じの佇まいを残す「魚まち」が、この3日間アートな空間として訪れる人を楽しませていました。この催しの良いところは、作品を手がけた作家の人とも話しが聞けたり、その作品に対する想いが聞けるのも楽しみの1つです。訪れたのは2日目のお昼頃でしたが、同じように町を散策しながら展示されたアートを楽しもうと多くの人が訪れていました。 <展示会場・展示アーティスト名> ・風の広場方面 (A)旧和装小物店「アニタ」 河邉ありさ (B)旧商工会館 リンダデニス、みやちとーる (C)旧浜口熊獄別邸洋館 パットホフィ (D)紀北町保健センター 1階 平川恒太、道畑祐介、川角岳大 2階 潮田友子 (E)花袋の広場/アート拠点嵐屋 石川亮、林憲昭 (F)澤田印刷所跡(空き地) 皆川俊平、サムストッカー (G)新町多目的会館 大橋文男 (H)ハルヤ 1階 西川都子.劉暢、浅野桃子、吹上榮作 2階 樋口小江子.山本尚子、大西佐奈 (J)たまり場 奥 加来遥、アキレス ハジス (K)仏光寺 境内 西牧達也 その他 魚まち地区内「壁を眺めるー紀伊長島 Wall Picture Pro」ect」「町中の壁数力所に設置」中川住宣 ■関連リンク大きな画像を見る(くまどこブログ)