紀宝町神内の神内神社で1月2日(土)にお弓行事がおこなわれました。 神内神社は、この地域に多くある巨岩信仰の1つで大岩が御神体の神社であり、別名、「子安神社」と呼ばれ、安産の神様としても有名です。毎年だいたい1月2日におこなわれているのですが、私も今回訪れるのが初めての神事でした。 午前9時から神内神社宮本殿にて神事がおこなわれ、弓を射る4人の頭衆を始め、行事に参加する矢を取りに行く男の子2人、頭衆の家の女児が2人、そして参加者の方がお祓いを受けます。 神事が終わると神社の田である「お宮の田」に向かうため、神社鳥居前に整列し歩き出します。 女児が2人は御供持ちで、その後に男児2人、そして弓を射る4人の頭衆が続き歩き出します。 「お宮の田」までは、歩いて約5分ほど、そこにしめ縄飾りが施された的があり、その前でお祓いを受け、その後矢を射って豊作を祈願します。 他の資料には「鬼の字を書いた的」と書いてあるのですが、表向きは2重の丸が描かれた的でした。こちらのことは機会があれば詳しく聞いてみたいと思います。 弓引きは、午前10時より始まり、烏帽子姿の頭衆2人(若い人)が2本づつ7回矢を射って、それで今年の稲の豊作を祈願します。 今年の弓引きは、的の真ん中にも3本当たり、とても豊作が期待されるとのことです。 最後に4人が2本づつ交互に空に向かって遠く矢を30本ほど射り終わりとなります。 このお弓行事は、弓行事の後、神社のご神体である岩窟の前で頭渡しが行われ、その年の頭衆と翌年の頭衆が向かい合ってお互いの額をつけ、頭衆の印である数珠を引き継ぎがおこなわれるのですが、そちらの写真は来年撮れたら紹介したいと思います。 ■関連リンク 2016年1月2日 くまどこブログ 神内神社お弓行事(紀宝町神内):1 2016年1月2日 くまどこブログ 神内神社お弓行事(紀宝町神内):2
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