熊野市育生町赤倉にある丹倉(あかくら)神社で11月15日(日)午前11時から例大祭がおこなわれました。 熊野市の中でもかなり山深いところにある丹倉神社は花の窟神社の次ぐ古い歴史のある神社と言われており大岩が御神体で、近年では熊野の聖地の一つとして取り上げられています。 細い山道を走り、その鳥居をくぐり石の階段を下りると、苔むした石積みに囲まれ大岩が鎮座しています。 昨日までの大雨が嘘のようにあがり、この季節にしては暖かな気候に恵まれ、午前11時より神事が始まりました。 静まり返った大岩の前で、祝詞が中平孝之さんによってあげられ、祭りに参加した人によって玉串が奉納されました。 その後、四日市で篠笛の教室を開いている原先生一門が笛演奏と、獅子舞の奉納をおこないました。 神秘的な雰囲気の中、篠笛の音色が大岩に反射し森に流れ出し、木々の間から降りる日射しが神々しい演出をしているようでした。 その後、狐の祈祷と、獅子舞が奉納され、訪れた参拝者はじっくりと見入っていました。 祭りがおわると「なわらい」がおこなわれ振る舞われた小アマゴの天ぷら、アマゴの甘露煮、ゼンマイに煮物、トイモの酢料理、いなり寿司などを楽しみました。 最後には盛大に餅まきがおこなわれ、今年の例大祭が終わりました。 ■関連リンク 2013年11月17日 丹倉神社で例大祭 丹倉神社を守る赤倉水産のHP
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