5月14日(土)「みかんの花見」が行われました。食育をテーマにしたこの企画は熊野スローライフ協会の主催によるものです。大人子供合わせ約50名が参加し、天気にも恵まれ、まさに「みかんの花見日和」でした。 最初にみかん畑に移動し「みかんの花」を観察しました。白く小さな花は甘酸っぱい香りで「これがみかんの花?」といった驚かれた方もみえました。 収穫時に葉っぱの影に隠れて取り残されている「見残し甘夏」を園地で探して収穫し、取れ立てのみかんを食べました。みかんの種類、皮のむきかたなどを教わり子供たちも熱心に聞き入っていました。なれない手つきでむいたみかんはきっと格別の味がしたと思います。 次はお昼のメニュー、タケノコ炊き込みご飯、ざいしょ汁(地元の食材を使った豚汁)などをつくる(食べる)ために「破竹とり、竹の食器作り、料理準備係り」の三つに分かれました。大人も子供もそれぞれ力を合わせ、準備が同時進行していきます。お茶とご飯は釜で炊き、竹の筒を吹いて火をおこすといった手をかけた昔の方法で行われました。 みなさん大変がんばったので、おなかが減ってお昼が待ち遠しい様子。いよいよタケノコ炊き込みご飯が炊きあがったところでみんなで作った竹の器に盛り、ひとりひとり手に取り、そして全員が一緒になって「いただまーす」の合唱の後、待ちに待った昼食となりました。 子供たちは食べながら「この入れ物は僕が作ったんだ。」とか話しながら、自分たちで作った食べ物を噛み締めるよう食べていました。のんびりと過ごした食後は気持ちよい風と自然の中で、安らぎの時間でもありました。 今回はお昼の準備から全員で行ってきましたが、後片付けも全員で協力し合い行いました。みんなで力を合わせて過ごした一日は子供たちにとって特別な一日になったでしょうか?今後も食べ物を大事にする気持ちを大切にしていきたいですね。 ◇熊野スローライフ協会では、熊野地域の風土、人情、文化、自然、食を謙虚に見つめなおし、人間が本来持っている潜在能力を引き出し、あるべき生活形態を追求していきたいと考えています。地域の観光資源ともなりうる食を中心とした地域の文化を調査研究し、食農教育、環境教育を進め、地域にある資源を地域の中で安全に循環させる仕組みを提案、実行していくことを中心的事業内容とした事業を行っていきます。 熊野スローライフ協会ブログ 三重スローライフ協会HP
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「昔ながらのお米炊き」滅多にできない体験でした。涙目になっていました・・・ |
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タケノコご飯(東紀州地鶏入り)、ざいしょ汁(岩清水豚、地元のこんにゃく、豆腐、野菜入り)は大評判でした。 |
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