熊野精工株式会社(熊野市)と尾呂志「夢」アグリ(御浜町尾呂志)が協働で酒米を作って地域の活性化を目指す、尾呂志酒米プロジェクト(三重のふるさと応援カンパニー推進事業)が昨年5月より始まり、三重県育成酒米品種「神の穂」を9aを育て、伊賀の蔵元 大田酒造の協力を得て醸造された尾呂志の日本酒 純米大吟醸「颪(おろし)」が完成し、2月18日(水)に多くのマスコミも集まり、関係者による発表会が三重県熊野庁舎でおこなわれました。 このプロジェクトは、熊野市有馬町の「熊野精工株式会社」と尾呂志の米つくり担い手グループ「尾呂志『夢』アグリ」が協働で酒米「神の穂」を栽培し、日本酒を醸して地域の活性化につなげていく活動です。 〜田んぼからおちょこまで〜「限界」集落を「宴会」集落に!を合い言葉に、5月10日の手植えで田植えがおこなわれ、草刈りや田んぼの生き物調査、稲刈り、稲わらでのしめ縄造りなどを通じて、純米大吟醸「颪(おろし)」が完成しました。 とても良い香りのするお酒で、旨味のあるやさしい味わいにしあがっています。 発表会では、西村局長より挨拶があり、三重のふるさと応援カンパニー推進事業の説明を神田 和弘主幹がおこなったあと、尾呂志酒米プロジェクト2014の取り組み紹介を世話人 上之谷 久氏がおこない、つづいて熊野精工株式会社 代表取締役 山門 信也氏から企業側からのCSRの取り組み紹介がおこなわれ、最後に尾呂志『夢』アグリ代表 辻本 満哉氏が「颪」の命名の経緯を説明しました。 そして大畑御浜町長の乾杯の音頭で純米大吟醸「颪(おろし)」が始めて飲まれました。 純米大吟醸「颪(おろし)」の販売は、3月1日からとなります。 720ml 限定2,100本製造 希望小売価格1,850円 御浜町川瀬 山田商店/御浜町栗須 尾呂志商店で販売 さぎり茶屋レストランでも飲めます。 四日市「福田屋酒店」、志摩市「べんのや酒店」ではネット通販も実施されます。 尾呂志地区は、この地域で唯一酒蔵があったところで、昔からおいしいお米が採れる産地として知られていました。特に風伝おろしと呼ばれる風が朝に良く吹くことと、美しい水がお米を育てることで、今でも味わいのとても良いお米がとれる地域です。 ■関連リンク 恋しよおろし(facebookぺーじ) 2014年5月10日 『尾呂志酒米プロジェクト』が始動しました。(くまどこ記事)
|
熊野精工株式会社と尾呂志『夢』アグリの取り組みを説明したブース |
|
|