熊野市では今年度、日本に居住している外国籍の方々を対象に「Kumano Tourism Ambassador」（熊野市観光アンバサダー）事業を行います。

　これはそれら国内に居住されている外国籍の方々に、モニターツアーとして実際に熊野市を訪れていいただき、世界遺産「熊野古道」を中心に、市内の美しい海と山が織り成す景色や様々な歴史や文化と共に暮らす人々など感じる様々なプログラムを体験をしていただいてその印象を、出身国や周りの外国籍の皆さんなどにＳＮＳやブログ、クチコミなどで観光ＰＲをしていただこうというものです。

　そのモニターツアーがこの9月27日（土）、28日（日）の2日間に渡って行われました。事前の公募に今回は東京や名古屋、県内（津市）からドミニカ人の男性、中国人とタイ人の女性２人の計３人の外国籍の方が応募し、参加されました。

　また2日間を通じてコーディネーターとして元熊野市地域おこし協力隊で３年間活動し、今年から同市波田須町に拠点を構え中小企業診断士として田舎ビジネスなどを支援する会社を立ち上げている江口栄司さんが務めました。

　レポーターは2日目の新鹿海水浴場でのパドルサーフィン体験からお邪魔しました。この日は天気は快晴でしてたが遠くで発生した台風の影響でいつもより波が高く、実際にパドルサーフィンを体験されたのはコーディネーターの江口さんとドミニカ人の男性だけとなり女性２人は波打ち際で見学されるだけとなりましたが、男性陣が高い波の中をパドルサーフィンに悪戦苦闘する中、少し波に乗れると大いに皆さん盛り上がるなど美しい海と白浜の中で熊野の自然を体験されました。

　体験が終わった後、市役所に戻り市長から熊野市観光アンバサダーの認定証を受けた後は、江口さんと参加者の皆さんで熊野市の良いところやアピールポイントや外国観光客として改善してほしいところなどを出し合うワークショップが行われ、今後の外国人観光客誘致に向けた取り組みの参考となりました。

＜概要＞
◇日程
　2014年9月27日（土）〜28日（日）
◇内容
【1日目】
13:30　JR熊野市駅前集合
※移動手段はこちらから指定する場合もあります
〈午後〉
●レクチャー
熊野市の観光への取組み、観光アンバサダーについてなど
●熊野市内観光
レンタサイクルで市街地周辺の 観光名所めぐり
（日本の渚100選「七里御浜」、 日本百景「鬼ヶ城」、日本最古の 神社「花の窟」など）
●熊野市内宿泊＆ワークショップ

【2日目】
〈午前〉
●体験プログラム
熊野古道ウォーク、ツリークライミング、パドルサーフィン など

〈午後〉
●任命式
●ワークショップ
“私が感じた熊野の魅力”など

15:00 終了

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